みんなのレビューと感想「特装版 親なるもの 断崖」（ネタバレ非表示）（59ページ目）

何度も読んだ

こんなに辛く苦しい時代が実在したんだと知ることが出来て本当によかった。女性であること、それだけで苦しい時代…。同じ女として本当に心が痛みます。

さすがですね！
これは永久保存版で手元にも置いておきたくなる作品です。ウェブで見られてよかった。全話買って損は一切ないです。

前半は良かったけれど…

前半は読み応えがあったが、後半になるにつれて筆者の政治的な主張が色濃くなり、『う〜ん』と思っていたところへ最終話2.3話前から急にまくし立てられ、いきなりぶった切られた感じが残念でした。
購入して読むなら私は前半だけです。

可哀想すぎてつらくなりますが、これがひと昔前の日本のリアルだったのだろうと思うと興味深くもあります。
それぞれが強く生き抜いてくれることだけを願います

覚悟が必要

読むには覚悟が必要な作品です。しばらく心にズシッと残ります。
が、読んでよかったと思います。

この作品に出てくる話は実際にも起こっていたことだと。それが遠い昔ではなく…。
今自由に生きられるのは、この時代含め多くの先人の方の汗や涙や血があるからだと感じました。

登場人物たちの最期があまり救いがない点がさらに追い討ちをかけますが…歴史の教科書には載らない忘れてはいけない歴史だと感じました。

涙が出ます

実際にあった遊郭を舞台に繰り広げられる様々な出来事に、胸が締め付けられそうになります。今、なんの不自由さも感じずに生きていられることに、もっと感謝しなくては。。。

こんな時代があったのか…歴史の教科書では教えてもらえない、貴重な作品だと思います。同じ女として辛く、キツい作品ですが、どなたかがおっしゃっていたように、作中の彼女たちの強さが救いです。まだ最後まで読んではいませんが、どうか彼女たちに少しでも幸せがあるように期待しています。

広告で

他のサイトでも度々紹介されていて、気にはなってましたが、読むの重そうだと思って、購入をためらってました。読み出すと先が気になってしかたない！この先どんな試練が待ち受けてるのか。

昭和感

絵の昭和感がすごくて。でもストーリーは面白い。最近書店でよく見かける理由もわかる。今も昔も美人は得、なのか。

苦界と政治との繋がりを描いた秀作

遊郭を描いた漫画の最高峰だと感じた。

女の業と男の色欲は遊郭を扱った作品には描かれて当然だが、この作品は広い視野で当事の世情が描かれている。

主人公が売られてきた室蘭の幕西遊郭を訪れる政治家を通して、また彼女の夫になる男性とかっての恋人を通して、戦争の本質が描かれている。

幕西遊郭に売られてきた四人の少女の生きざまは胸に迫るものがあるが、それは搾取されざるを得なかった弱者の事情を漫画的誇張を交えずにリアルに描いた故に得た共感であろう。

歴史の授業の副読本として用いても遜色のない内容だとおもう。

遊郭という特殊な場所故に朝ドラや大河の原作にはなりえないだろうが、できるものならそうして欲しい。