【ネタバレあり】美醜の大地～復讐のために顔を捨てた女～のレビューと感想（84ページ目）

普通におもしろい

ダークな物語ですが、次が気になります。絢子の冷めた人格が恐ろしいです。
美人には棘があるとはまさにこのことなのかと思い知らされます。顔を変えたハナの復讐模様が描かれてます。

復讐物は複雑な気持ちになる

憎んでも憎み足りないぐらいの強い気持ちがあって、いじめていたの子たちに仕返ししていって清々する気持ちと一緒に悲しい気持ちにもなる。家族は帰ってこないし。こういうストーリーのハッピーエンドは難しいよね。

色々とツッコミどころが

多いと思う。
例えばイジメのミミズ弁当。飽食の現代ならともかく、当時食料は配給制で皆大なり小なり空腹感は抱えていたのでは？
せっかくの食料を食べられなくするよりも奪って喰らい尽くす方がしっくり来るし、
壮年の男性教師が徴兵されてないのも違和感あるし（兵役検査に落ちたのなら欠陥者扱いであんなデカイ態度は取れないはず）、
そもそも学生は学徒勤労動員等で呑気に学校生活など送れていなかったのでは？
まぁ外地の話なので本土とは状況が違うのかもしれないけど…。
他にも本編中で左目を失った人の眼帯が何故か右目に描かれている回があったり（それも一回でなく数回）、
頭を割られて死んだ人から数メートル離れた暗がりから犯人が血の付いた斧を持って現れたり（どうやって殺した？ブーメランみたいに投げた斧が手元に戻ったとでも？）、
なんか作者が行き当たりばったりで描いてる雰囲気漫画にしか思えない。絵が上手いだけにとても残念。

途中のセリフから、
整形って何のためにするんだろう。
LBGTの人が新たに人生を始めるため、今まで自分を苦しめた人に復讐するため。
目的が復讐なら、復讐できなかったとき、どうなるか？難しい問いです。

少しエログロいけど面白い

ハマってます。全部読んでます。早く続きが出ないか、いつも楽しみにしています。明るい話ではないけど、このダークさが好きです。ただ、クスッと笑えるユーモアも存在してて、そこもまた良いです。キャラクターがどの人も深みがあって、面白いですね〜。考えてる人、天才だと思います。大好きだったキャラが死んでしまった時は、少し落ち込みましたが...。今後の展開も、注目してます。どこに辿り着くのか全く分かりませんが...。

面白い

まず、絵が綺麗。おぞましく醜い顔も、恐ろしく美しい顔も、ギャグタッチの可愛い顔も（これが一番好き）描けるのがすごいです。

主人公がどうしてそこまで復讐にこだわるのか、恐らく母親か弟のどちらか一人でも助かっていたら、こんなことはしなかったんでしょうね…守る物も縋る物も帰る場所も何もかも失ったから復讐の鬼になったのではないかと。これはトシエも同じでしょうけど。
そして思ったのですが、トシエが一番怖い。
綾子よりトシエのが怖い。
トシエを先に何とかした方が世の中の為によい。

切ない

自分じゃどうしようもない見た目の美しさってある中で、ひどいイジメにあうのは辛いです。時代が時代だけに、頼れるところがなかった。復讐したくなる気持ちもとてもわかります。

複雑な心境にさせてくる漫画

母や弟の恨みを晴らす事だけでとにかく生きてきた主人公

主人公を悲惨な目に合わせた同級生達に仕返しするシーンはスカッともするけど、悲しくもあります。

あと虐めてた主犯格がすごいサイコパスで怖い！（笑）

醜いといじめられたハナが、美しく整形して怨みを晴らしていく話です。
内容自体は単純なのだけれど、あの雰囲気でグイグイ読まされます。
まだ途中までしか読んでいないけれど、ボス格の女性にどうやって復讐するのか楽しみです。

復讐もの

満洲時代のハナがとてもかわいそうです。いじめだけでなく、家族まで奪われるなんて。
必ず同級生全員に復讐を成し遂げてほしいです。