玻璃の花

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- スクロール
- 作家
- ジャンル
- BL漫画
- 出版社
- 大洋図書
- レーベル
- HertZ&CRAFT
- 配信話数
- 全35話完結(50pt)
- タグ
あらすじ
ある日、ひとりの僧が子供を助けた。それは雪の夜に生された呪縛── 獣の刻印を持つ下法師・蘆屋道満は右大臣・小野宮の依頼を受け三条天皇を呪う術者を始末したが、帝の容態は悪くなる一方だった。人のような獣のような怨霊の仕業という祈祷師の言葉に道満は安倍晴明の影に気づく。そんな折、高野の奥に隠された「玻璃の堂」に封じ込められている瑞慧阿闍梨は、残禍に苦しんでいた。獣の血を引く子・イツの命と引きかえに双子の兄、春宮・敦明にかかる一切の厄災をその身に受ける生きた人形[ヒトガタ]となっていたからだ。そのうえ、瑞慧はイツと暮らした幸せな日々も、イツの記憶すら失っていて──!?
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みんなのレビュー
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5.0
イラストと漫画は、また趣が違いました…。
稲荷家房之介先生で全35話…いやー、読み応えありましたっ!これから読まれる方は、時間のあるときにじっくり読まれるのをオススメします。
以下、ネタばれです。ご注意ください。
東宮と双子の兄弟の瑞慧(スイ)は、禁忌により弑されるところを、小野宮の温情で高野山へ。しかし後ろ楯が欲しい高野山の座主は、瑞慧を東宮の「生ける形代」として呪を受ける器にしようとする。
千日行の途中で、鬼人の子・イツ(蘆屋道満)を助けた瑞慧(スイ)は、イツとの穏やかな暮らしに初めて満ち足りた感情を知る。イツもスイを慕い、鬼人の獣の本性があっても受け入れるスイを愛するように。
しかし、高野の僧都らに捕まり、イツの命と引き替えに「東宮の形代」になる瑞慧。イツは鬼人の血を持つ僧・蘆屋の元で修行をし、瑞慧を取り戻す機会を狙うが……。
安倍晴明、賀茂保憲も登場。陰陽師好きには美味しい作品。晴明は貴族や内裏に絶望を拗らせた敵役になってます。
13話(雪花の章11話)の道満の姿をしているのが晴明で、瑞慧の夢に出ていた化け物の方が道満です。念のため。
イツの為に一身に禍を引き受けたのに、それでイツの命を喪いかけ(まぁスイを取り戻す為にイツがやらかしたのと、そこに突け込んだ晴明が一番の悪っちゃ悪なんすが…)、瑞慧がぶち切れます。激オコです。畜生、もう、やってられっかー、って話ですね。(笑)
瑞慧の心の器が割れて、溜め込んでた咒(呪)が一気に都に降り注ぎ、落雷、疫病、大火、てんこ盛り。
自ら禍の呪詛と化した瑞慧と、瀕死のイツ(道満)の運命は如何に……は、読んでお楽しみください!(アレが活躍します。)
最後にスイとイツの「もう一度出会って/初めてみたいな振りをして/普通に/一緒に暮らそう」という姿を、見たかったなぁー。
イラストの趣とはまた違う、生き生きとした動きのある稲荷家先生の漫画の世界、堪能しました。ありがとうございました。
長文、失礼しました。興味のある方、ぜひご一読下さい。(エロなしです。)by タツの子-
1
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5.0
最初は
絵が好きだなと思い、試し読みをしました。
ストーリーの設定が壮大過ぎて話についていけるかな?と思ってしまいましが、でも次も次もと読み進めてしまいました。
色々な宿命や運命を考えながら読むとより楽しめるかもと思いました。by 匿名希望-
2
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4.0
美しくて切ない
あまりBL要素はないですがとても綺麗で引き込まれる話です。
ただ、話が難しく、途中ん?となる事が何度かあったので読み返しが必要かな?
自分としては好みの絵なので苦ではないですけどね。by 匿名希望-
4
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4.0
内なる声、思い
稲荷家先生の作品は、イラストの美しさもありますが、いつも感じるのは、外観だけではなく、内面に響くもの…内なる声や精神的に訴えようとしているなと、いつも感じます。
by 匿名希望-
1
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