【ネタバレあり】夢の雫、黄金の鳥籠のレビューと感想（35ページ目）

30話まで読んだけど続きが気になります。主人公は人さらいにあってしまいますが売られても賢く強く生きていきます。マテウスとうまくいってほしい。ですが皇の気持ちが気になります。主人公のことどうおもってるのか。

女の戦い的な

昔この作者さんが好きだったので無料だし試しに読んでみようかなーと思ったら昔と変わらず面白くてどんどん読み進めてしまった。一読の価値ありです。
歴史はあまり詳しくないけれどどれいにまで身を落とした女の子が教育を受け王様のハーレムに入るというサクセスストーリーかと思いきやハーレムの中はドロドロした女の戦いと陰謀が渦巻いていて命までも危うい展開に…。
かつて読んでいた同作者さんの作品にあったように、毎回助けてくれる王子様がおらず自分だけの力と知恵で切り抜けていくところが今風で面白かったです。

ヒロイン

歴史上、非凡な主人公なのに
ステレオタイプの学園モノ少女マンガヒロインでキャラ設定しちゃってて満足してる感が、もう、、。

面白い

売られた女の子が、オスマン帝国の妃になって成り上がっていくまで、色々な展開があり、すごく面白いです。
妃になってからも、息子を皇帝にするまで、まだ一波乱も二波乱もありそうです。

女の戦い❣️好きです❣️やっぱり、いつの時代も賢く生きるのが1番。でも、命の危機はいやですね。現代なら犯罪だらけでも大昔ならなんでも許される…怖い怖い💦

天は赤い～でハマりました！私はこっちの主人公の方が最初から感情移入できたかな。年齢のせいかも。笑
絵はきれいだし、史実にならってストーリーが進んで面白いです。少女マンガ大好きな自分には、色々な部分が続きを読みたくてしかたないです。
私は大奥とか韓国大河も好きなので、周囲を巻き込む女達のやりとりや、芯のある主人公のふるまいが面白いです。

最初は売られてしまうがハーレムに入ることができ裕福な生活をおくることができるようになるシンデレラストーリーのようですが、実際はドロドロした女の世界での戦いの始まり。

寵愛を受けられるものの本当に好きな人とは結ばれることができなくて切ないです、、ラストがどうなるか気になります。

イブラヒムも…

回を重ねる毎に、イブラヒムの気持ちも分からなくないなって。

多少フィクション含むとはいえ史実なので、イブラヒムとヒュッレムが敵対することはわかっていたけど、イブラヒムのあまりの身勝手さにイライラしたりもした。
保身のために上司に媚びへつらうサラリーマンを想像したり…。

けど、よくよく考えると、保身のためじゃないなって。
イブラヒムにとって、生涯かけて大事にしたいのはスレイマンなんだよね。それはもう好きとか嫌いとかそんな生温いものじゃなくて、崇拝の域に達しているのだと思う。
敬虔な教徒であろうイブラヒムは、きっと私なんかが想像もできないくらい信心深くて、その崇拝の対象がスレイマンだった。
だからヒュッレムとの愛よりも、スレイマンへの忠誠をとった。とても自然な流れ。

何かを心から信じて敬えるものって現代社会ではなかなか見つからないから、歴史的違和感は感じるけど勉強になるなぁ。篠原先生最高！

史実が最大のネタバレ

初めて読んだ時は「ヒッタイトに続いて、中東の歴史物かぁ。オスマン帝国なんてあまり馴染みのない題材をよく調べてあるなあ」なんて思い、ヒュッレムがオリジナルの人物なのだと思っていました。
ロシアの田舎村からさらわれてきた娘が皇帝の第二夫人なんて出来すぎてると思ってたので。
「天は紅い河」のヒッタイトほどの古代なら「ユーリ」という女性の出自も含めて不明なことが多いから、ユーリがタイムスリップした日本人でも「SFだから」で納得していた。
けれどこの作品でオスマン帝国に少し興味を持って調べてみたら、ヒュッレムもイブラヒムもみんな実在の人物で、相関図もすべて史実通りと知り、びっくりしました。
史実に作者オリジナルの肉付けをしたのがこの作品なんですね。
ヒュッレムとイブラヒムが敵対することになる原因に恋愛要素を絡めて少女マンガ向けにするなんて本当にうまいと思います（なんか上からになってしまってすみません）
このあと連載は史実のどこまで続くのか、作品内でどのように味付けされるのか、とても楽しみです。

徐々にハマる

最初は内心惚れた女を献上するって⁇と思ったし、最終的にハッピーエンドだろーと高を括ってたけど、史実を読むとそうとは言えず、とても伏線が深いことに気付きました。目が離せないです。