【ネタバレあり】うせもの宿のレビューと感想（4ページ目）

予想どおりだけど

穂積先生の作品は好きで必ず読んでます。
読み進めていくうちに、Sadエンドなんだろうなぁと思ってたら予想どおり…
だけど、読み進めていきたくなるんです。奥が深いし、結末が気になって。1話ずつの話がとにかく切ないです。大切なものを見つけるつらさや重みが、切なさをさらに増幅します。
また、番頭さんの存在感、彼がいないと話に締まりがなかったろうなと。主人公、マツウラ、番頭さんの絡みと、個々の存在感、それぞれがうまくハマってる作品だし、課金して無駄のないものだと思います。涙と切なさは絶対ですが…

失くしたものが見つかる宿、無くし物が人の記憶や気持ち、やり残した後悔なんかも必ず見つかる素敵なお話ですね。
時には涙するようなシーンもあり、読み応えがあります！

忘れもの

こんな宿があるなら、絶対に行きたい。忘れてたものが見つかる宿、自分が何を忘れているのか知りたいし教えてほしい。

なんとなく、ワケアリなんだろうなあとは思っていましたけど途中から繋がって加速する感じで一気に読んでしまいました。ハッピーエンドではないかもしれませんが、救いがあり、とても良かったです。

この世を旅立つ人々の探し物が見つかる不思議な宿。
探し物が見つかるということは、今生の別れを意味することでもあり、儚く切ない物語です。

三話目でもしかして？と思い始めましたが、やはりうせもの宿に来られるのは死者だけだと解り切なくなりました。
女将のふとした台詞が全てつじつまがあいました。

ヒロインの女将さんがとてもミステリアスでストーリーもおもしろいです。
何か大切なものを探している人たちが宿泊し、それが物語の最後に明かされる。
一話完結なのもいい。

無料分読みました。表紙がとても綺麗で読みましたが、内容は絵とはあまり関係なくおっさんが出てきたので読むのを辞めました。

泣ける。

途中まで読みましたが、お客さんや従業員がみんな死んでいる人だと知って、その視点で読み直してみると泣けてきます。
無くしたものが見つかると安心して逝けるのかな、心残りを残った家族が気付いてくれるといいな、など考えると涙が止まりません。

表紙絵のきれいさに惹かれて読みました。
古民家のような宿でこどもの様な女将さん…座敷童⁈しか浮かばなかった想像力の乏しい私は不思議な設定に既に興味深々です。
ポイントが復活したら読みたい作品です。