【ネタバレあり】死役所のレビューと感想（3ページ目）

悲しくも優しいお話

はじめは死役所って名前のイメージで少しこわい暗い話かなと思ったけど、シ村さんをはじめ死役所で働く人達には成仏出来ない悲しい訳があった。シ村さんの少し不気味な淡々とした対応と口調も読み進めるといい意味でコミカルなキャラクターに見えてくる。

死後すぐに到着する死役所。そこで働く職員たちは皆、シ刑で亡くなった人たちだった。
事故、病気、他殺...死んだ理由によって振り分けられる窓口での申請。申請に来た人と職員たちのそれぞれの生前ストーリーが面白く、先が気になってどんどん読んでしまいます！無料更新で1日2回、1回3話ずつ読めるのはとってもありがたい！
主人公のシ村さんの過去はこれから出てくるから楽しみです(どうして冤罪になったのか気になる)

おもしろい

話が単話になっていてとてもおもしろいです。死への恐怖や亡くなった人の心残りやそれぞれの思いが入り混じる死役所。本当にこんなところがあるのかもと思わせる程。特に自分が死んだ理由が分からない人がそれを知った時の話がとてもうまく描かれていておもしろいです。

色々な死について考える

絵は好きずきあると思いますが内容が凄いと思う。あの世に役所があってシステムは普通？の市役所のようになっているという設定のもと、訪れる人、役所職員の過去世について物語が展開。誰が悪いとか、可哀想とかではなく、とても考えさせられる話ばかりでした

何これっていう話と思わず涙する話が半々くらい。役所勤めの面々は全員極刑でここに至った人。でもそれぞれに背景も理由もあって、つらくて涙したい話が多かった。

案内係の、笑顔が張り付いた男性のストーリーが泣ける。命に替えてもいいくらい大切な妻と赤ちゃんをやられて、犯人を探していたら自分がやったと思われる冤罪で、犯人を捜すために死役所の案内係になるって、死んでも死にきれないほどのまっすぐな愛情。たくさん話があるけど、それがベストでした。犯人を見つけた時にどうなるのか、怖くも楽しみです。無事成仏できるといいのですが。

それぞれの人生を垣間見るお話。大体が人生半ばにして死役所にやってきます。本当に救いようのない人もいましたが、もっと長生きして良いことに巡りあって欲しかったなという気持ちになります。淡々とした進みで読みやすいです。

着眼点が面白いです

面白い設定なので、どんどん読めます。私の名前には“シ”が入ってないから職員にはなれないんだなぁとか、不謹慎な事を考えながら読んでます。

自分にも子どもがいるので、虐待のニュースなどで胸を痛めることが多く、「あしたのわたし」も読んでいて泣いてしまいました。今度は子どもを大切にしてくれるママのところに生まれ変わってほしいな…と思います。

心に突き刺さる

イラストの不思議な魅力と 重いテーマにひきこまれました。衝撃的なシーンも多くて 考えさせられます。死ぬとは 生きるとは。深い作品です。