5.0
死んでもループ、死ななくてもループ
背筋にぞわぞわするものを感じながら、無料分を一気に読んでしまいました。
すごい世界です。
主人公の楓は、結婚記念日の7月7日、何者かに殺.されます。
目を覚ますと、結婚記念日の朝に戻っている。
自分の死を回避するため、楓は自分の行動を慎重に選んでいくのですが、それでも殺.されてしまう。
ここまで読んで「死んだら7月7日に戻る世界なんだな」と思ったのですが・・・。
死なずに結婚記念日を終えたパターンでも、朝目を覚ますと7月7日に戻っています。
死んでもループ、死ななくてもループ。
タイムリープ地獄です。
何度も殺.されていくうちに、犯人は夫の幸太郎だと分かります。
夫の不倫を知り、7月7日に必ず殺しにくる夫に対し、楓は離婚を決意。
タイムリープを繰り返しながら、少しずつ離婚するための証拠を集め始めていきます。
本来は結婚記念日のディナーに行く前に犯行があるのですが、そのうち時間に関係なくバンバン殺.されるようになっていきます。
読んでいる方も「朝イチに証拠ゲットしてその場で死ぬのが一番タイパいい」という感覚になってきました。笑
「夫がゲス不倫の末に妻を殺.害」というシナリオに見えるのですが、無料分最後の方で夫のやばさが見え始めます。
単なるゲス不倫じゃなく、もうちょっと闇が深い。
夫の異常性みたいなものが見え隠れし、ぞわぞわします。
このタイムリープ地獄、どうやったら抜け出せるのか?
もう幸太郎が死んでエンドしかない気がしますが、続きが気になります。
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結婚記念死