3.0
働く女性の恋愛漫画の様式美?
ここ数年スマホでマンガを読むようになって「女性漫画」というジャンルを知りましたが、「働く女性の恋愛漫画」って、大抵こんな感じですよね。
はじめのうちは「この漫画とあの漫画、設定同じじゃん!」とツッコんでいたのですが、そのうち「ツッコんでいたらキリがない」と気づきました。
作者は「よくあるテンプレ」通りにストーリーを書く
読者は「よくあるテンプレ」で進行することを当たり前に受け止める
という様式美なんですかね。
昔話が「むかしむかし」ではじまるように。
将棋が「7六歩」「2六歩」ではじまるように。
ワタシの中で「働く女性の恋愛」ジャンルの2大テンプレは
「長年交際したクズ彼氏に浮気されたヒロインがハイスペイケメンに愛される」と
「勢いでワンナイトとしたハイスペイケメンと偶然仕事で再会」です。
この作品もテンプレ通りなので、あとは「差別化できる要素があるか」ですね。
ツッコミどころ満載ですが、ひとつ挙げるなら
「暗い職場で相談していて、相手が部長だと気づかない」はありえない。
ボイスチェンジャーでも使っていたのかしら。
あと「とりあえず押し倒しておく」「とりあえずスカートめくってみる」
みたいな展開に、どことなくTL気質を感じます。
(TLと女性漫画の境界線もよく分かりませんが)
個人的には、柊さんが登場するたびに植物の柊のらしきモノを背負っていて「ダジャレ!」とジワりました。
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