4.0
少し苦しい
主人公のアザとは違いますが、私も太ももの裏側に大きな扁平母斑(茶アザです)があります。大人になった今は服で隠れるけど小さい頃は水泳や体育の時間がすごく嫌でした。
そして、娘も頬に同じく扁平母斑があります。女の子だし顔だし隠せないなと‥悩んで2歳からレーザー治療を受けました。小さい内なら消えやすいとは聞きましたが、茶アザはレーザーでも再発率が高く娘のアザは消えませんでした。あんなに痛いと泣き叫んで辛い思いをさせたのに‥。
将来、主人公の様な思いをするのかな‥と考えると少し胸が痛く苦しくなります。
そして、医療の進歩で全てのアザが消せる日が来るのを願ってしまう。
この主人公はニコニコととても明るくて可愛い。
でもその笑顔はアザがあるから周りに気を使わせない為。それがすごく私は切なくて悲しい。
アザがあってもニコニコ笑っている娘は愛嬌たっぷりでとても可愛いです。でもそれはまだ幼稚園児でアザに対して誰にも何も言われていないからかもしれない。
いつか笑顔が変わってしまうかもしれないと考えると苦しい。
どうしても娘と重ねて読んでしまう。
先生の病気はあまり身近ではなく、
難しい話題になるけど親心としてはとにかく幸せになって欲しい。アザがあっても個性だと受け容れられる世の中になってほしい。
レビュー書いてても涙出ちゃって、なんだかうまく書けないけど、私は読んで良かったと思います。
アザへの偏見も、とても同感できます
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64
青に、ふれる。