5.0
それでも無くしてならない、人の尊厳
独り暮らしの人、それぞれに様々な事情はあるのでしょうね。
だけど、誰にも気づかれることなく、その後も何ヵ月もの間、そのままになっているなんて。
これって都会とか地方とかの問題ではありません。亡くなった方の最後の思いに(実際には違うのでしょうが)思い馳せるとき、その悲しみや孤独感、これまで生きてきた自分の意味、どういう気持ちで捉えてみな、亡くなっていったのか、とても考えさせられます。
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独り暮らしの人、それぞれに様々な事情はあるのでしょうね。
だけど、誰にも気づかれることなく、その後も何ヵ月もの間、そのままになっているなんて。
これって都会とか地方とかの問題ではありません。亡くなった方の最後の思いに(実際には違うのでしょうが)思い馳せるとき、その悲しみや孤独感、これまで生きてきた自分の意味、どういう気持ちで捉えてみな、亡くなっていったのか、とても考えさせられます。
作者が実際に看護師さんだった時の、そのままの事実をあえて包み隠さず書いてくれてるので、日頃産婦人科のお世話になることがないものにとって、「やっぱり…」と思うと同時に、知らずに過ごしていた恥ずかしさと、両方です。
本来皆から喜ばれて産まれてくる生命なのに、産まれることすら出来なかった生命とその母親。どうな、悲しみや葛藤の渦に飲まれながらその日を迎えているのか、×華さんの優しく暖かい、だけど楽しくもある語り口に、思わず大人買いなほど、読むのが止まらなくなりました。
考えさせられる内容です。どなたかのレビューにもありましたが、この作品を学校の副読本にしていただいて、まさに大人の入り口に立っている年代の、多くの人に読んでほしい作品ばかりです。
少し涙潤んでしまいました。
男が体験しない、女性の生理。自分も体験できたらどんなにいいかと想いました。
かのじょの悩み、ツラさ、不安、気遣い、全部解りたいです。
互いに愛しあっていればこそです。
出来るなら、男も生理が有ったらと思います。
けれど、ないからこそ全て知りたいし、話しても欲しい。互いに生理について、コミュニケーション出来て、男はちゃんと対応出来るように、と思います。
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