5.0
なんだかいいな‥
ビースターズが好きで、どんな漫画家さんなんだろー、と読んでみたら、ほっこり。
なんていうか、あるがままの素直な自然体なエッセイだなあ、と思いました。
すごくいい事もちょっとカッコ悪い事も、サラッと描かれていて、でも染み込むような感じがします。
ますます好きな作家さんになりました!
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18068位 ?
ビースターズが好きで、どんな漫画家さんなんだろー、と読んでみたら、ほっこり。
なんていうか、あるがままの素直な自然体なエッセイだなあ、と思いました。
すごくいい事もちょっとカッコ悪い事も、サラッと描かれていて、でも染み込むような感じがします。
ますます好きな作家さんになりました!
英雄達を母、父、祖父のような存在として彼らの知識・技量や精神を学びながら育った主人公。
彼らに血の繋がりは無いけれど、互いを想う気持ちの深さと強さに、別れの時には涙が出てしまいました。
使命を負いひとり旅立つ主人公。
ワイバーンを素手で倒し、癒しの力もあるなどずば抜けた存在であるがゆえに、隣に立ってくれる人がいない、と孤独感に打ちひしがれる。
力に慢心せず、自分の弱さを素直に認め、周囲の人々の気持ちに寄り添う主人公は、「英雄」と呼ぶには謙虚過ぎる英雄ですが、彼と彼が会う人々がこれからもずっとみんな幸せであるよう、願いたくなる物語です。
召喚されてすぐ眠剤を飲む、初っ端からHP1スキルなし常時毒持ち、の某文豪が主人公。
世界を救うためではなく、心中相手を見つけて死ぬことを目的と決めた時の顔は、このコマだけ見たら、どう見ても悪役です。
主人公からは常に脱力感が漂っていて、他の人々との温度差がスゴイことに。
面白いです(o^^o)
暗い部分を感じさせる描写もあるけれど、絵柄と根明っぽい登場人物たちのお陰で、楽しく読めます。
王様と影武者の背丈が大分違うのも笑えました。
主人公は、大大大好きだった祖父の後を追ってあの世へ旅立ちたいと願っている少女。
でも、自分で命を絶ったら、じっちゃんに叱られる!
そこで、人を助けてその過程でなら、きっと誉めてもらえるはず!と張り切って人助けをこなしていく。
川に飛び込んで溺れている人を助けたり、刃物相手に大立ち回りをしたり。
だが、じっちゃんに護身術を教え込まれた忍者のような身体能力を持つ少女には、どれも命に関わるような事ではなく‥‥天堂家に行くまでは。
強くて優しくて正義の味方みたいな少女が自殺志願者、というイメージが真逆の組み合わせですが、じっちゃんしかいなかった少女の中に、様々な感情が芽生えていくにつれて死への願望が徐々に変化していく。
悪意の強い人々の住む天堂家で、少女は大切な人をどう守っていくのか。
ドキドキします。
主人公は、匂いや味にとても鋭敏な感覚を持つ。それは、周りが引いてしまうほどのレベルで‥‥
自分の感覚を他人に共有してもらえない、理解してもらえない。その孤独は、当人にしかわからない。
人にたくさん傷つけられて自分に自信を持てなくなって、オドオドしてしまう主人公。
それでも、優しさや誠実さ、ひたむきさを失わず生きている彼に、好意や興味を寄せる人々がいる。
彼らとの係りで、主人公や周囲の人々も様々な変化を受けていく。
一話一話が読後感の良いものが多く、元気をもらえます。
私もひで吉さんと同じく「いとおしい!」という気持ちはオープンにしないと気が済まないので、読んでて「うんうん、わかるぅ〜v」とニヤニヤしてしまいます。
パーっと読んで「面白かった!」ではなく、じっくり何度も味わえる面白さ。
アンデッドである家族との、それぞれに血の繋がりは無いが温かく強い絆を感じさせるやり取りは、幸せな気持ちになります。
その家族の壮絶な過去、人としての終わり方、神様との係り。
英雄たちに育てられた主人公の今後が楽しみです。
主人公のナチュラルなポジティブさに、ウジウジ悩んでないで、自分もとにかく頑張ってみよう!と思えてきます。
能天気さと紙一重的な主人公ですが、悩むところはとことん悩み抜き、どんな逆境にも折れない強さがある。
運の良さもあるが、その運も本人の努力や人徳が引き寄せたもの、と言えちゃうくらい魅力的な主人公です。
登場人物のほとんどが、悪人、異常者。
エグいことやってきたんだから、返ってきても仕方ないよね、と思える相手ばかりなので、残虐非道な仕返しにも納得。
でも、主人公が本当にしたいことは、大切な人達が生きていた頃への時間の巻き戻しなんだろうなあ、と悲しくもなりました。
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