5.0
何度も読み返してしまう
病みが深くて中毒性になるような作品でした。まんまと何度も読み返してしまってます。
序盤、浮気をしている夫から見えなくなってしまった妻。
確かに同じ部屋に存在しているのに夫には妻の存在が見えない、電話で話しているのに夫には妻の声が聞こえない。こんなわけのわからない不思議な状況なんですが胸が痛くなってきます。
そんな中、主人公の妹(姉のものをなんでも欲しがる妹)と目の前で浮気を始める夫。
この先どうなってしまうんだろう〜と妻を慕う後輩が支えになってきます。この支え方がやばいやつでした。
とにかく不思議ワールド炸裂ですが、現実との整合性をとやかくいうより幻想空間の中ではっきりとわかる意識を見つめる、なんか難しいけどつまり自分の心に素直になる、っていうことか、壊れる寸前に気づくことができれば残りの人生は勝ちだね?
- 0
かつてそれは愛だった