5.0
生きたくなる。
「生きる事がつらい」と考えた経験のある人は、少なくないと思う。
「生きたくない」と「生きたい」は両極端でなく、「生きたいのに上手く生きられないから、生きたくない」という、実は紙一重のところにあって、ふとしたきっかけで切り替わるものなのかもと思わせてくれる作品。
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「生きる事がつらい」と考えた経験のある人は、少なくないと思う。
「生きたくない」と「生きたい」は両極端でなく、「生きたいのに上手く生きられないから、生きたくない」という、実は紙一重のところにあって、ふとしたきっかけで切り替わるものなのかもと思わせてくれる作品。
平凡な日常に織り込まれた、増悪、歪んだ愛情と、親子間の「当たり前」が実は「当たり前でない」という、血の繋がりの怖さが非常に怖い。他人なら容易に背を向けられるのにって、思いました。
絵は、好きじゃないどころか嫌いなんです。こんな風に「絵が好きじゃないのに、読みたくて仕方ない」って、滅多にないです。
命が凄く軽い環境化であるが故に際立つ、命の尊さの描写が秀逸。
絵はさほど好きじゃないんだけど、読んでみたら、内容は、いい感じにゾワゾワする怖さがあって、これは本当にうれしい裏切りですね。妙にかっとんでなくて、どこかリアリティーというか、「明日は我が身」的な緊張感が残るので、私は好きです。
主人公が、美人でもなければ、気回りがきくでもなし、特別、性格が良いのでもなく、自分に甘い、鈍臭いダメ女。ちょっと読んで嫌になりました。愛される要素のない人間の勝手な夢物語かな。
周囲から見下されるほどの不美人な主人公が、アプリで得た美しい顔をクエストクリアによって維持し続けるストーリーなんだけど……読み進める毎に、「不美人否定」の作者の気持ちみたいなものが凝り固まってくる。そういう意味で、爽快感は皆無。絵は嫌いじゃないんだけど……。
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自殺島