5.0
他人事ではなくなった
今回3人目を妊娠する、はるか前から読んでいました。
フィクションとして読んでいたつもりです。こんなケースは身近にはないもので、症例的にあることを寄り集めているだけで、自分の身には降りかかることではないと他人事でした。
ある病名を診断され管理入院することになり、また一話から読み返して時間を潰していました。
他に入院している方は切迫早産。夜間に緊急入院された方もいましたし、緊急オペになった方もいました。
私はこの大部屋の中でもっとも軽く、また滅多に発生しない症例でありましたので、とても楽観的だったのですが…突然陣痛がきて、入院中の産院から超早産児受け入れ可の周産期母子センターに緊急搬送され、子供はNICUに入りました。
ここで読んだ程度ではありますが、前知識があったことで今なぜその管理をされているのか?アラームが鳴り止まないその状況は安心できるのか?といった不安はありませんでした。
予備知識があったことで、余計なところに関心を向けずに自分の子供にだけ向き合うことができたと思います。
不安を煽ることもあるかもしれませんが、子供を考えている人は一度読んでみる価値がある作品だと思います。
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コウノドリ