ひよこねこさんの投稿一覧

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1 - 9件目/全9件
  1. 評価:4.000 4.0

    無料分でやめるのは勿体無い良作

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    別アプリで配信分全話読了済み。(2024.07.20時点で86話まで)

    まず、優等生ヒロイン、激甘スパダリ系ヒーロー、ご都合主義展開がお好みの人には本作はオススメしないと前置きを。

    さて、本作は登場人物の心理描写が非常に丁寧かつ美しい。

    序盤はキャラたちの理不尽な態度に苛立つ場面も多いが、比較的早い段階でそれぞれの行動原理が明かされる(または匂わせる)為、先の展開を期待しながら読み進める事が出来た。(フリードリックに関しては内心は描かれているものの、未だに謎が多い。もしや例の弟だったりするのだろうか…)
    そして、無自覚かつ劇的に惹かれ合っていくセレナとアイザーの描き方が秀逸。

    Webtoon系漫画にありがちな雑な引き伸ばし展開ではなく、とにかく丁寧に丁寧に物語が紡がれていくのだが、展開が動く時は一気に動く事、割と多めに見せ場が仕込まれているので読んでいて飽きがこない。緩急の付け方が見事。

    また、各話の最後に掲載されているTip'sや小話が作品の世界観をより豊かなものにしていると感じる。
    裏設定が作り込まれている作品は得てして面白い。

    因みに大まかな流れとしては、セレナとアイザーの関係に変化が出てくるのが27話以降。非常にゆっくりだが、2人の距離感が近付いていく。
    44・45話でセレナがグレイオン家を憎悪する理由が明かされる。(アイザー兄による銃殺現場を目撃、姉と慕うバレエ団の団員がアイザー兄のせいで自死、また夢を断たれて帰郷した為)
    64話〜66話でセレナとアイザーの過去の美しいエピソードが明かされる。
    68話でセレナが誘/拐。72話で救出。(誘/拐中に一度だけ電話をかけられるチャンスが訪れるのだが、セレナは警察やスイ、セレニティ関係者ではなくアイザーに電話をかける。是非漫画で読んでほしい。)
    77話〜80話ではアイザーの壮絶な過去が明らかとなる。

    実家や元婚約者とのエピソードは終始灰色と緑で表現されえているが、セレナと出会った瞬間に世界が色と光で溢れ出すという演出が素晴らしい。
    そして、74話〜76話、83話ラスト〜86話読了後は祝杯をあげたくなる事間違い無し。(86話はちょっと不穏だけども)

    挙げればキリがない程素晴らしいエピソードが満載なので是非ともご一読を。

    • 11
  2. 評価:4.000 4.0

    美しい物語に美しい表現力

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    Webtoonの中でも上位に入る良作だと思う。
    かなりゆっくりとしたストーリー展開だが、無駄な引き伸ばしではない為、ストレスなく読み進める事が出来た。
    また、(絵柄の好みはあるだろうが)表現力に関しては文句なしではなかろうか。地の文や台詞なしでキャラの心情を表現する手腕はお見事。(そして表情の描き方がうまい)

    シーズン1(75話)までは家族愛の話で恋愛面はほぼ進展しないけれど、シーズン2ではペレシャティとテオの距離がグッと縮まるので溺愛展開を期待されている方は是非とも読み進めて欲しい。(98話が神回)
    なお、個人的にはセルフィの可愛らしさに執着しています。

    • 8
  3. 評価:4.000 4.0

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    魔木子先生の漫画は結構読んでいるのですが、最終話があっさりしている作品が多いですね。
    本作は本家うらめしやの外伝という事もあってか、その傾向が顕著だと感じた。
    とはいえ本家では果たせなかったご頭首との決着や、うらめしやメンバーのその後が描かれた事は素直に嬉しい。

    かごめ→お妖の曾孫(小夜子と流星坊の娘)
    小夜子→春吉とお静の娘
    コマちゃん→佐治の生まれ変わり
    オスカー→春吉の生まれ変わり
    葵→お静の生まれ変わり
    修羅→物語終盤まで存命

    あの流星坊がかごめの父親な事、うらめしやメンバーに馴染み過ぎている事に笑った。(本家でも終盤は味方の立ち位置だったとはいえ)

    また、ご頭首撃破後に前世の記憶や霊能力を失ったコマちゃんとオスカーが結婚という展開には驚いたが、これからは普通の人間として普通の人生を歩んでほしい。

    かごめ、流星坊、光太、北斗、観音のうらめしやメンバーの記憶を保持している面々は、彼らの歩んだ軌跡をひっそりと胸に秘めて幸せに生きてくれることでしょう。(既に生きていない人も居るが…)

    そして、最終話で幽界に旅立ったお妖と駒子としての生を全うする事を決めた佐治。いつか遠い未来で2人の生まれ変わりが出会って、ありきたりで平凡な幸せを掴める事を願ってやまない。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    乙女ゲー的な物語

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    タイトル通り「密偵の私が5人の王子を味方に」したところで終了です。
    腹黒婚約者・ルイを出し抜き、1年間限定でリンカ(5王子の国)とルートビア(ルイの国)の和平条約を締結。
    ルイは腹いせにドラクリア(マリの国)に対する実効支配を開始すると脅迫するも、リンカ5王子の署名入りの友好宣言書を盾にルイの企みを退ける。ついでに婚約破棄。

    恋愛方面はアレク殿下が一歩リードかな。
    レスターは2番手でエリーとルーカスは同じくらいの進展度。カイ王子とは恋愛以前にほぼ接点がないままマリの帰国で物語が終了。

    聡明で強かな主人公、個性豊かな5人の王子たち、サクサクと進んでいくストーリー展開はとても魅力的だったが、もう少し恋愛方面を掘り下げて欲しかったのが正直な感想。
    とはいえ、続編を匂わせる終わり方だったので、"元・密偵の私が5人の王子を味方にしたその後〜ドラクリア編〜"の配信を首を長くして待っています。

    • 3
  5. 評価:4.000 4.0

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    他サイトで配信分全話(100話)読了済み。
    83話のユス→ランへのプロポーズまでは長いけれど、いい意味で付かず離れずのドキドキ感を味わえた。
    因みにランの返事は結婚は一旦保留にし、交際からスタートします。
    それに伴い、ランはラチアから除籍→新たに伯爵位を得ます。
    本筋がしっかりと進みつつ、ユスからランへの(一見分かりづらい)愛情がしっかりと伝わる描写がされているので、温かい気持ちで読み進める事が出来た。(若干じれったくはあるものの…)
    ランの素直な性格と、ユスの聡明さと一途さのお陰で大きなスレ違いもなくストーリーが展開していくので安心して読み進めてください。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    "傷だらけの聖女より〜"と似ていると思ったら、原案者と制作スタジオが同一なんですね。
    16話までの感想ですが、無駄な引き伸ばしがなく、テンポよく話が進むのでストレスなく読み進める事が出来た。
    強欲で無神経な家族・婚約者を切り捨て、自分の道を歩む為に一歩を踏み出した主人公ルナティアがとても魅力的。

    不遇な令嬢モノにありがちな、優しいという名の優柔不断だったり、無邪気を装った無鉄砲なキャラクター設定ではなく、強くて聡明なところも好印象。
    ヒーローのノクス侯爵の冷静な観察眼や洞察力のお陰で、意味不明なスレ違いが起きたりしないのもストレスフリーな理由かも。(今後の展開はわからないけれども)
    とにかく今後が楽しみな作品。

    • 3
  7. 評価:4.000 4.0

    原作読了済み。
    原作に忠実でありながら無駄な部分を削ぎ落とし、展開がスムーズになっているのが良き。
    作画面はドレス姿の令嬢達が少々ゴツいところや頭や髪の描き方が気になるが、キメ絵やカラー絵は美麗だと思う。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    漫画は途中まで

    原作読了済み。
    原作に忠実でありながら、気になる点が改善されていて非常に読みやすくなっている。
    誤字脱字の修正は勿論、無駄な台詞や冗長な表現を削りつつ、原作の魅力を最大限に引き出す手腕はお見事。
    台詞やモノローグで語らせる場面と漫画表現として絵で語らせる場面の取捨選択が絶妙。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    114話まで読んで

    絵柄は好みではないが、内容は実際の後宮の様子とフィクションを上手く組み合わせており、とても良かった。
    韓国時代劇が好きな人は絶対に読むべき。

    • 0

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