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まだ試し読みで四話だけですが、気に入りました!地元が京都なので知っているお店が登場するのも楽しい。料理の絵は分かりにくいところもあるけれど、台詞での表現が的確でどれも美味しそう。四話のカランのチーズケーキは亡くなった母の好物でした。年を経たカラスが変身したというと不気味になりがちなのに、カラス君の素直で健やかなキャラクターも素晴らしい。京都のお寺に本当にいそうなおばあちゃんも好きです。
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3330位 ?
まだ試し読みで四話だけですが、気に入りました!地元が京都なので知っているお店が登場するのも楽しい。料理の絵は分かりにくいところもあるけれど、台詞での表現が的確でどれも美味しそう。四話のカランのチーズケーキは亡くなった母の好物でした。年を経たカラスが変身したというと不気味になりがちなのに、カラス君の素直で健やかなキャラクターも素晴らしい。京都のお寺に本当にいそうなおばあちゃんも好きです。
『透明なゆりかご』で作者を知り、命を見つめる目の温かさと鋭さに感動したので、ターミナルケアを扱うこの作品も間違いないだろうと思って読み始めた。シンプルな絵と言葉なのに、生きることの素晴らしさを訴えてくる力強さ。どの話も胸に深く刺さって、読むのにも体力が必要だ。けれど、『透明な~』もそうだったように、結末では読者に希望を与えてくれる。沖田×華、時代に求められている漫画家だと思う。
「ミステリと言う勿れ」と、分類すれば明らかにミステリだと思うのに、ミステリであることを拒むタイトル。謎めいたそのタイトルが、そのまま主人公久能整自身を暗喩しているようだ。久能整はこの物語の中では探偵役。◯ナンくんのように行く先々で偶然か仕組まれてか事件に巻き込まれる。しかし事件の謎を明晰に解き明かす彼自身に、読者に知らされない謎があることが示される。飄々とした、平凡な(ただ少し孤独な)大学生と見せかけて、この物語のブラックホールのような主人公、こんなミステリはちょっとない。会話劇であり、コミックというより小説を読むような充実感のある作品。最後まで読みたい。
無料分を泣きながら読みました。主人公の姉妹の周りのいろいろな家族の、厳しい現実とそれぞれの幸せの形が描かれ、結末では心に明かりが灯るような物語です。街並みの絵が昭和生まれには懐かしい。子どもたちが中心になる物語なので、子どもにも読みやすいと思います。
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カラスのいとし京都めし