5.0
読後感が実に清々しい名作
殺し屋の物語なので最初はドン引きした。だが、現実にはほのぼの系の話で、お笑い要素も多い。猛烈な悪党も一応登場するが、主人公が実に格好良く解決してしまう。他の駄作とは異なり作者が露骨に話を引っ張り過ぎないところが良い。また、凶悪な登場人物とも徐々に深い友情で結ばれることもある展開も実に良い。天才的殺し屋のハズの主人公が、実はとんでもなく良い人柄のために、読んでて爽快なのだろう。また、絵が実に良い。下手に役者が演技する映画よりもリアルに、良くも悪くも登場人物をあぶり出している。
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ザ・ファブル