5.0
視野が広くなる
何が起こっても主人公はいつも感情的にならず、理性を持って、広い視野でものごとを考える。思い込みや固定観念、世間一般の「当たり前」に惑わされることなく、自分の頭で考える。この世がどう成り立って、どう動いているか、一段高いところから常に観察して、いつも謙虚に考えている。まるで真理を探求している僧侶のようでもあるけど、決して修行しているわけではなく、無理なくナチュラルに、バランス感覚よく、いつも機嫌よく生きている。
素晴らしい人物像だと思う。作者の方がそこに到達していないと描けない作品だと思う。
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ミステリと言う勿れ