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さすが!な作品
短編でこれだけそれぞれのバックボーンをしっかり描け胸に刺さる作品を作れるというところがさすが尾崎先生という感じでした。
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15284位 ?
短編でこれだけそれぞれのバックボーンをしっかり描け胸に刺さる作品を作れるというところがさすが尾崎先生という感じでした。
やっぱり恋愛は、どんなに変態でも不細工でも、ストレートに気持ちをぶつけることが一番なんですね!
テンポ良く最後まで楽しく読めました。
友だちを虐待から救えなかった贖罪のように、同じように虐待を受けている子どもたちを救おうとしますが、時に法に抵触ギリギリだったり、つっぱしりすぎだったりします。
でも、このくらいの熱意をもってこの仕事に臨んでいる方がどのくらいいるのかと思うと、ある意味理想的で「本当にいてほしい」と思わせます。
描かれる虐待は理解できないものばかりで凄惨ですが、こういう親もたしかに存在するので、その事実から目を逸らさないようにしなければいけないという戒めを自身に課しながら読みました。
典型的なぎゃふん系のストーリーだけど、たいてい主人公がニートだったり頼りない甘ちゃんだったりするのに、この話はまず女医という、自分自身がハイスペックなところがすごい。
で、クズ彼氏も偽装彼氏も医者。
しかも、偽装は主人公と同じ外科医。
外科医は医者の中でも稼ぐよ!(笑)
更に年下なんて、美味しすぎる♡
こんな乗り換え、あり得ないけど夢があっていいし、かなりすっきりしますね。
蘭子の中で耀一郎への気持ちが、年下男子(ガキ)から頼れる存在に自然と変わっていっているのがいいですね。
畳と嫁は新しいほうがいいと当然のように言われていた時代に、年上のしかも自立した女性を求めるところはすごく先進的だし有能な男性であると思います。
身分だけでなくそういう点でも優良物件だから、色々気になるだろうけれど乗っかっちまいなよ!って蘭子の背中を押したくなる作品です。
王弟が転生者っていうのが斬新です!
そして、なにげにアランが腹黒そうなのも萌える♡
早く続きを出してほしいです!
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外面が良いにも程がある。