5.0
平成で片手の指に入る名作
これはもう表題の通り名作です。20年以上ぶりによんだけれど、まったく陳腐化していなかった。いろいろな事を考えさせられたり胸がいっぱいになったり、本当に忙しい。お母さんの形をした寄生獣を倒すシーンは、今読んでも泣けた。絵柄がいまいち好みじゃないが、それを以てありあまる程の迫りくるリアリティ!!ずっしりした読後感。読後の充実感がものすごいです。で実写映画は失敗。
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レビュアーランキング 21238位 ?
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これはもう表題の通り名作です。20年以上ぶりによんだけれど、まったく陳腐化していなかった。いろいろな事を考えさせられたり胸がいっぱいになったり、本当に忙しい。お母さんの形をした寄生獣を倒すシーンは、今読んでも泣けた。絵柄がいまいち好みじゃないが、それを以てありあまる程の迫りくるリアリティ!!ずっしりした読後感。読後の充実感がものすごいです。で実写映画は失敗。
凄まじく悲しく貧しい男の人生絵巻。口当たりの良さなどどこにもなく、全てのページから軋むような金属が擦れるような嫌な音が聞こえてきそうだ。これが生き地獄なのか。血や汗や体液をインクに混ぜて描いたような漫画だ。救いのない終幕。全てがズシンと悲しい。
ずっしり読み応えがあって、読後の余韻がすごい。大学生そこそこの若者の言葉が、こうも重く大の大人の男を諌め、諭し、導くのかという理由は、この主人公が並の来し方をしていないのであろうと想像でき、後の物語に繋がる伏線にもなっています。この人が実在しないことが寂しいと思う。会っておしゃべりしてみたいと思う。ホントに魅力的です。安定した物語の組み立てから魅力的なキャラクター。ベテラン作家の作品。読んで絶対に損はしない。むしろ得をするでしょう。
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