4.0
日常系だがちょっと切ない雰囲気
まだ4話くらいしか読んでいないのですが、なんというか、本当に不思議な雰囲気の漫画です。
よくあるほのぼの日常系を求めていると裏切られるかも(個人的にはいい意味でしたが)。
あらすじにもタイトルにもある通り、終末期の世界なので2人以外誰もいない。
2人は悲しむでもなく食料と燃料を求めて日々旅をしていて、2人の世界はほのぼのまったりしているのですが、人間が大勢いる世界を知っている読者側からすると、そこはかとない切なさを感じます。
私は、ちょっと「キノの旅」に似た雰囲気を感じました。
主人公たちは感情をむき出しにすることはなく淡々と世界が流れていくんだけれども、時々ちくっと心の隅を突かれたり、世界の不条理を感じたり。
静かで儚い雰囲気が面白いなと思います。
絵がいわゆるヘタウマというか、味がある感じの絵なのでそこでも好き嫌い分かれるかもしれませんが、ゆるゆるした雰囲気がストーリーともマッチしているので私は好きです。オススメ漫画聞かれたらあげたいと思うくらいには。
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