やとゆさんの投稿一覧

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評価4 9% 2
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評価1 9% 2
1 - 3件目/全3件
  1. 評価:2.000 2.0

    賛否両論よくわかる

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    賛否両論あるのはわかるけれど、70歳で母になる選択は、とても尊く、勇気のいることだと思います。
    障害児だったら、とか子供が大きくなるまで、生きていられるのか、とかは、大なり小なりどの夫婦にもあることであり、子供は生きたがって産まれてくるのだ。どんな子供でも受け止めるつもりで、子供に関わっていくことで、親になれるのではないでしょうか。
    子供が産まれたから親になるのではなく、愛情を注ぎ、その成長を見守り、大事に育てることで親になれるなら、それらの密度こそ重要で、時間は関係ないと思いたい。
    なぜなら、この物語で未来ちゃんは切望されて産まれくるからだ。
    この先、未来ちゃんが両親を亡くして、施設で育つことになっても、それは、不幸なのでしょうか。
    周りとは違うということを、槍玉にあげることは、イジメや差別に繋がる考え方で、本来、みんな違っている部分があってよいのです。
    確かに、実際の子育てはもっとハードで、漫画らしく、いいとこ取りしているところもあるかもしれないが、問題が起こってもなんとか乗り越えていく家族にエールを贈りたい。
    フィクションだから言えることかもしれないが、未来ちゃんは今の夕子さんの元に産まれるべくして、産まれてきたのだと思えてしまう。

    • 8
  2. 評価:2.000 2.0

    薬師が謎とき!

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    人攫いにあい、売られた先の後宮で働くことになった猫猫。
    しかし、猫猫がいる後宮内で連続不審死が起こり、元薬師の血がうずき、こっそり不審死の謎を暴く助言をしてしまう。
    年季が明けるまで静かに暮らしたかった猫猫だが、後宮で働く壬氏にくだんの助言をしたことを見抜かれてしまい、腕をかわれて、毒味役として働くことになる。
    けれど、壬氏が持ち込む厄介事は、一筋縄ではいかないものばかり。
    壬氏が猫猫を気に入り、なにかとちょっかいをかけてくる恋愛要素もあり、塩対応な猫猫に苦笑が漏れるところも楽しめます。
    恋愛より、薬が好きという猫猫も変わり者で、宮廷の薬の豊富さに感動したり、毒味をして、恍惚としていたり、普通の女の子では、ありえない行動は、読み手を惹きつけます。
    事件以外のラブストーリーにも期待しつつ先を読みたくなる作品。
    同じタイトルで二人の漫画家さんが漫画を描いてるので、その点気をつけて、購入してください。
    読み比べてみるのも面白いかもしれません。

    • 1
  3. 評価:2.000 2.0

    雪の世界の意味が深い

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    生まれつき耳が聴こえない雪が出会ったのは、さまざまな国にを旅している逸臣。
    電車の中で助けてもらったのをきっかけに知り合った二人は、同じ大学の学生でした。
    電車でも、大学でも、雪に対して物怖じしない逸臣は、雪の世界に入れて、と伝えてきて、雪は逸臣のことが気になってしかたがなくなってしまう。
    雪はこれが恋だ。と、落ち着かない日々をおくりながら、逸臣に頼まれて手話を教えることになります。
    しかし、逸臣のことをよく知るイトコは、逸臣が雪にかまうのは、新しい世界を知りたいだけなのではないかと心配する。
    それは、逸臣の夢が、色々な国のことや世界のことを知って、海外の学校で子供達に勉強を教えることだからだ。
    始まりそうで始まらない恋は、まるで降り積もる雪のようで、静かにゆっくりと進んでいく、刺激がほしい方には向かない内容。
    セリフなどがよく考えられていて、逸臣が雪をどう思っているのか、やきもきしながら先を読みたくなってしまう。
    初々しい雪が緊張したり、恥ずかしがる姿に心が温まる。
    雪の視点で語られるところが多く、耳が聴こえないということで生じる遠慮や純粋な疑問にも、ハッとさせられる物語。
    グローバルな視点をもった逸臣に、雪が強く惹かれる気持がわかる。
    これからは、もっと逸臣の雪への気持が描かれるのを期待してしまう。
    障害を含んだ作品としては深刻さはなく、恋愛漫画として楽しめる一冊です。

    • 60

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