3.0
なっつかしいな〜
子どもの頃ベル薔薇を単行本で買って読んでいました。第9巻だったか10巻だったかの巻末に掲載されていた作品ですね。
昭和時代の匂い満載、一生懸命生きている割にはパッとしない女の子と、それを支えるちょっと三枚目の親友女子、みんなから人気者のカッコ良い男の子が定番です。
ベル薔薇やオルフェウスなど壮大な大河ロマンを綴る大作家でも、原点はこんなベタな昭和漫画を描いていたというのが少しおかしくもあります。
同じ団塊世代でも、萩尾望都や竹宮恵子などはデビュー当時から新感覚派の作風であったのと対照的ですね。
40〜50年前の学園漫画の典型、もはや古典を読むような感覚で読めば楽しいと思いますよ。
それから、私は小学生だった頃、この作品がきっかけとなり、お小遣いを貯め、エグモント序曲のLPを買いました。
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5
白いエグモント