5.0
共感しかない
涙でました。
両親と弟で、家族構成ほぼ一緒。
私、今年45になりますが、主人公の娘の立場と重なる所多くて、共感できるところ多かった。
私の場合、親の期待背負って進学校に行ったものの、主人公と違って受験に失敗し、親の希望する国立大学は受からず、私立の工学部しか受からなかった。
3つ下の弟が、併願で受けた滑り止めの私立に実力では1つも受からず、金積んでなんとか確保。
結局は、公立の工業高校に合格したものの、私の進学先を決める時点では、決まってなかったため、弟を優先させると言われ、私は浪人生活に。
母が病気になったため、高校から家事をするようになり、予備校通っていた時も同じだった。
二回目の受験も失敗し、結局、親が望む国公立には受からなかった。
で、引きこもって家事全般する生活。母は、家事より仕事する方が好きだったよう。
23の時、母が別の病で倒れて亡くなるまで、引きこもっていました。
その後、仕事するようになり、夫と結婚し、今に至ります。
今思えば、あの時こうしていれば、とか、たくさんある。
この主人公は、自分の置かれた立場で、でき得る限りの努力をしてきた結果なんだろうなと思いました。
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真綿の檻