5.0
リアリティ
こういう現代作品は、どこまでリアリティを追求するかというのが難しい部分だと思います。
特に極道と警察は、非日常的なものなので余計にだと思います。
そんな中で、この作品はバランスもよく、とてもよくまとまっていたと思います。
お互いに長い初恋の終着点というのも、なかなか良かったです。
ストーリーに緊迫感があり、読んでいてハラハラしました。
最後は多少強引な部分もありますが、状況をよくよく考えられてのことなので納得です。
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こういう現代作品は、どこまでリアリティを追求するかというのが難しい部分だと思います。
特に極道と警察は、非日常的なものなので余計にだと思います。
そんな中で、この作品はバランスもよく、とてもよくまとまっていたと思います。
お互いに長い初恋の終着点というのも、なかなか良かったです。
ストーリーに緊迫感があり、読んでいてハラハラしました。
最後は多少強引な部分もありますが、状況をよくよく考えられてのことなので納得です。
相変わらず変態というか変人なヒーローてすが、現代だからやや控えめに見えました。
外見は大事ですが、もっさりしてるヒーローも珍しいので、それはそれでいいと思います。
ヒーローの個性は強いですが、その分ヒロインの個性が薄くて印象がぱっとしません。
だからこそいいのかもですが、もう少し味があるほうが個人的に好みでした。
現代物なので、ドラマチックな展開はなく、ゆるやかなストーリーの流れでした。
ヒロインの妹の展開は、盛り上がる前にあっさり終わり、両親の対応も釈然としない部分がありました。
現代だからこそ、大きな展開は難しいと思います。それでも、障害を乗り越える部分がもう少ししっかりしていたらよかったな、と思いました。
軍服シリーズ最後の作品です。
これでシリーズが終わってしまうのはちょっと切ないですが、とても楽しませてもらいました。
作者様の安定感ももちろん、ストーリーも先が気になる細かい設定で最後までドキドキさせてもらいました。
ヒロインの令嬢とはちがう強さや振る舞いも好感が持て、序盤こそ心配になる展開も、読み進めるうちに良い方向へ向かっていって安心しました。
シリーズならではの楽しさもあり、またゆっくり読み返したいです。
タイトルだけ見ると、趣味ではないにしろもっと雰囲気が軽いのかと思いきや、中盤から全体的に結構重いシリアスモードになっていきます。
設定が独特なので、新鮮な感じで読めました。
ヒーローの境遇が複雑で、ヒロインに対する愛情の示し方が特殊でした。
歪んでいるというより、それしかわからない悲しいヒーローの心情がよく書かれていました。
受け止めるにはとても重いヒーローの存在ですが、そうしようと務めるヒロインが健気で頼もしい存在でした。
最後、ヒロインと同じようにヒーローを受け止め助けてくれる人がいたことも、よかったなと思います。
よくある異世界トリップ物で、特別説明文も多すぎず、内容がわかり易くてさくさくと読めました。
そして、TL小説の男らしくて逞しくて頼りがいのあるヒーローとはちょとと違い、綺麗な顔のヒーローが女装好きという、ちょっと変わった設定なのが面白かったです。
女性陣に溶け込むヒーローのやりとりが、男らしさとは逆で微笑ましく楽しめました。。
ヒロインの性格は、最初こそ見事なひきこもりの根暗根性でしたが、友達の明るさや周囲の優しさに触れて、いい方向へ変化していく様子がよかったです。
異世界トリップ物としての、ストーリーの流れや伏線等、しっかりしていて読みごたえがありました。
最後の現代部分の内容は、現代のためまとめるには致し方なしなところですが、それもヒーローの女装癖が尊重されていてちょっと笑いました。
個人的に、ハールーン可愛かったです。
変な意味で前向きな話でした。
ほぼコメディ要素で設定も緩く、基本明るくテンポ よくストーリーが進みます。
そのため、公爵や侍女などの各立場的な振る舞いが、それなりに崩壊していますので注意です。
エッチはなし、結婚までのお話です。
ヒロインが天然かつものすごく前向きなキャラで、周囲を振り回していきます。
天然なりの謎の解釈と女性のイメージからかけ離れた振る舞い女嫌い公爵のヒーローも、自覚がないまま絆されていきます。
ストーリーの流れはわかりやすかったのですが、後半のヒロインの妹の絡みがやけにあっさりだったり、そのまとめ方が少し微妙でもやっとしました。
そして、結局最後まで、お互いがお互いへの気持ちを持っているのに、しっかり自覚しないまま結婚となります。
楽しく読ませてもらいましたが、全体を通して、好みが分かれやすい作品かなぁと思いました。
商家生まれの幸薄ヒロインと、若君であるヒーローの、身分差のあるお話です。
丁寧でわかりやすく、読みごたえのあるストーリーでした。
とにかくヒロインの境遇が過酷です。
生まれながら愛情や温もりを与えられず、抗う術もないまま、道具のように扱われても気持ちを押し殺して生きるヒロインです。
それでも人の為に頑張ろうとする健気さが痛々しいです。
若君であるヒーローは、大人びて見えてもヒロインと大差ない年齢で、最初はヒロインに対して酷い対応でした。
段々とヒロインの内面を見て、その対応が変化していき、苦悩しながらも自分の気持ちを自覚していく様子がよかったです。
最後の方までヒロインへの救いが少なく、自分を取り巻く辛い状況をなんとか受け入れようとする姿が痛ましかったです。
それでも、譲れない部分で自分の気持ちを殺さずに言葉にしたヒロインの成長や強さが、最終的に報われて本当によかったと思います。
前半の2人の出会いからの流れは特に気になる部分もなく、ヒロインの天然具合もよく出ていました。
ヒーローとのやりとりも微笑ましくてよかったのですが、途中から気になる部分が…。
30歳過ぎたら養子を~のくだりからその後、長く生きても30歳まで、というヒーローの矛盾に、ん?となりました。
秘密裏にお菓子を作っていることも、立場や環境を考えると無理があるかなと思います。
同じシーンの部分を、ヒーローとヒロイン視点で書かれているところも、正直あまり必要性を感じられませんでした。
ヒーローの言葉遣いの統一性に欠けるところも、時々気になってしまいました。
愛しているから絶対に離さない、と言いながらヒロインに愛していたと過去形の言葉を使ったことも、もし駆け引きだとしても…ありえないかなぁと思います。
気持ちが通じあってからは、とにかくベッドシーン満載です。
好きな方には嬉しいかもですが、回数が多く、ラブラブが度を越して共依存気味になり…。
最後は結ばれたハッピーさもあまり感じられませんでした。
想い合う中盤からが残念です…。
王道な身分差のある恋愛ストーリーでした。
家の抱える問題を、めげずになんとか解決しようとするヒロインの姿に好感が持てました。
身分差があるものの、周囲にそれを気にする嫌味な人がおらず、基本歓迎ムードなため、雰囲気は平和的です。
悪役もわかりやすい悪役で、綺麗なストーリー展開でした。
あとがきの後に少しだけ番外編があり、それを含めて、全体的に嫌な感じのない、みんなが幸せになれるような優しい話になっています。
ストーリーの流れや時代背景やキャラ設定など、よく考えられていてよかったです。
文章もわかりやすく、読みやすかったです。
ですが、どうにもヒロインが不自然な感じで感情移入できませんでした。
会話も、なんとなく一辺倒な返しが多く、随時子供っぽいイメージを持ちました。
気丈さも芯の強い感じも、聡明さもなく、ひたすらヒーローが好きなんだけどでもでもどうしよう、という同じ考えの繰り返しでした。
記憶をなくす部分も、まるで子供だましくらい浅く、最後までヒロインの魅力がよくわかりませんでした。
話自体はしっかりしていて好ましかったので、ヒロインのイメージがもう少ししっかりしていたらよかったな、と個人的に思いました。