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1 - 7件目/全7件

  1. 評価:4.000 4.0

    絵がきれい、技術に感謝。

    そして同時に、この類の話で気付かされるのは、
    「傷ついて育った人を癒し、再び自立させるには、とてつもない労力が必要」
    という事実。
    現に、この侯爵という「上から2番目」の地位と権力と資産、そして彼自身の底なしの愛情と戦うチカラがあればこそ、廃人同然だったこの主人公を救えたのだ。
    そんな、ほぼ無敵かつ慈悲深い絶対権力者がいない現実世界では、いかに傷ついた心を回復させるのが難しいことか。
    どんなヤカラでも簡単に、子どもの心を傷つけることができるのに対して…

    そして、癒されたサバイバーの提供できることは何だろう。
    どうすれば、その途方もない善意に報いることができるのか。
    それもまた、深い悩みなのだが。
    単に「愛情」だけで済むのだろうか?

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

    原作より良い点

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    原作も読みましたが、原作より良い点は異母妹・香耶の心を掘り下げてあること。原作では一切の同情の余地なし、生まれながらの高飛車娘といった感じでしたが、このマンガでは彼女なりの戸惑いや焦り、異母姉の美世を見下さなければやっていけないほどの恐怖を描いていて、そこが良いです。説得力が増しています。
    先のネタバレになりますが、美世だけでなく美世の母も、斎森夫妻も香耶も、実は全員がある人物の欲望の犠牲者です。私もサバイバーの端くれとして美世の描写には胸が締め付けられる思いです。しかし、加害者たちは根っからの悪人ではない。そこが虐待問題の一番難しいところであり、またこの作品でそれをどう描いていくのか楽しみなところでもあります。

    ただ、顔(頭)に対して首が細すぎてヘンなので、せめて職業軍人くらいはちゃんとした筋肉バランスで描いた方がいいかと。

    • 2
  3. 評価:4.000 4.0

    掘り下げても良かった。

    ネタバレ レビューを表示する

    でも、これは佳作です。
    リエとエリカがオーバーラップする、それに気づける彼、もう最初から惚れてたんじゃん笑
    リエがエリカに変わっちゃうと「やっぱり外見か」となるけど、リエがリエのまま受け入れられるラストがいい。「内面が大事」という主張がブレていない。意外とないんだよね、こういうの。途中からだいたい外見も良くなって、「結局外見がないとダメじゃん」となる作品もあるけど、この作品はむしろ逆で、外見がきっかけでしかない。
    まぁお伽話と言われればそれまでだけど、ストレスにやられている人には一服の清涼剤としてお勧めしたい。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    6話からが本番。

    ネタバレ レビューを表示する

    広告で完全にネタバレしてるけど、その後がとっても気になって全話購入。
    ホラーだったらあそこで切ってもいいし、「連れて行く」というオチでもいい。
    でもそうじゃなさそうだったので。

    結局、生きたかったんだよね。
    大事な大事な娘ちゃんを亡くして、夫もいろいろ悲しすぎて逃げちゃって、それでも、泉ちゃんは生きたかったんだよね。
    あるいは、生きざるを得なかった。
    そしてちゃんと、新しい生き方を掴んだ。

    それにしても、「凪のお暇」でも思ったが、どん底に落ちた女が立ち直るのに、ヒモくんのような「来るもの拒まず去るもの追わず」で誰にでも優しい言葉をくれる、そんな男が不可欠なのかしらね?

    あと、じゅりちゃんの、「仕事は極めたいが、子どもも育ててみたい」って、わかるなぁ。
    私は育てたくはないが、産んではみたかったので。
    そういうマッチングというか需要と供給というか、潜在的にあるんじゃないかな。
    「親」は必ずしも男と女1人ずつじゃなくてもいいよね。むしろたくさんの「親」がいれば、「親ガチャ」を嘆く子どもも減るんじゃないかな。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    無料分を読み比べてみて

    こちらが断然好み。絵柄も描写も大人びているから。
    古くは「後宮小説」(雲のように風のように)、もちっと近場では「彩雲国物語」と同じ、「一般市民がそのまんまの感覚で、雲の上のどエライ場所に来てみた」って話。
    自他共に認めるマッドサイエンティストだが、そのマッドさを上回る人命尊重の精神が素敵。白粉を使っていた女官をぶっ飛ばしたシーンは素晴らしい迫力だった。

    • 1
  6. 評価:4.000 4.0

    episode1のみです。

    ミステリと言わないなら、「苦悩」を「整う」のがテーマかなと思いました。とりあえず、犯人への一言が刺さる刺さる。復讐を正当化させない、復讐が間違っている理由をこれほどハッキリ説明したのを、私は今まで見たことがないです。ちょっと読み進めたいマンガです。ミステリとしてでなく、迷いを喝破してもらうために。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    無料分、両方読んでみてら

    絵柄とストーリー構成は小学館の方が好み。だが、こちらの方が背景描写や解説が丁寧。給金のこと、チョコの冷やし方の図解、癒しキャラにしか見えない玉葉妃の慎重さ、そして猫猫の猫耳。どちらも読み進めたいですね。

    • 1
全ての内容:★★★★☆ 1 - 7件目/全7件

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