5.0
最終的には人間が一番怖い?
序盤は、得たいの知れない猿の恐怖。中盤からは猿や自然の恐怖からくる人間の本性が露呈し、最後は猿&人間同士のバトル。
読みはじめは怖さが勝っていましたが、読み終わって一番印象的だったのは人間性でした。生き残ったのは、仲間を見捨てず、真っ直ぐ素直な人達だったかなと思います。途中から「誰も信用するな」モードになりますが、最終的には仲間を信用することが一番力を発揮します。
個人的には氷室、飯塚、南がほんとに嫌でしたね。安斎もかなり歪んでいましたが、みんなよりも身体が大きいにも関わらず、自ら水や食料を均等に分けたり、乾いた服を他の人に譲ったり等、憎めない部分があり、深いなぁと思いました。
ただ、登山は今後絶対したくないと強く思いました(笑)
第二部はまだ途中ですが、今のところ洞窟が舞台になっていますね。第一部でだいぶ猿慣れしましたが、閉所恐怖症の私から見たら、それだけで怖すぎです。ここでもかなりイライラさせる人達が出てきます。過去に猿サバイバルから生き残ったメンバーが何人か参加していますが、この人達はまたみんな生き残れるのか気になります。
- 4
モンキーピーク