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交通遺児のおはなし
思春期の少女漫画らしいエピソードを盛り込んだキラキラした話の切りこみが清々しいお話。紅茶に月を照らし合わせて妖精さんが出てくる設定も秀逸。重たくなるところは鋭く削って、優しさに溢れた感じの作品でとても良かったと思いました。
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思春期の少女漫画らしいエピソードを盛り込んだキラキラした話の切りこみが清々しいお話。紅茶に月を照らし合わせて妖精さんが出てくる設定も秀逸。重たくなるところは鋭く削って、優しさに溢れた感じの作品でとても良かったと思いました。
おいしいコーヒーのいれ方という題名にひかれて試しよみをしてみましたが、絵がきれいで続きも読んでみたいと思いました。小説ですでにあったということを投稿されたレビューから知り、これもちょっと読んでみたい。おいしいコーヒーとかおいしいお茶とか出汁とかスープとかシチューとかカレーとかソースとかジャムとか、おいしい〇〇の〇〇はいいな。どいういう話なのかやっぱり絵がきれいだとそれだけで読みたいなという気がします。もう少しポイントが小さければよかったな。
面白い。キャラクターが自然で、スクロールで空白が長くて読みずらいのだけどストレスなく読める。逆にスクロールだったからよかったのかもしれないけど面白かった。それと絵も好き。座っているときのしぐさとかが猫っぽかったりとか、パンの焦げをこそげ落としているところとかが好き。
大奥で猫を飼っていたか定かではないが、そのように思えてしまう面白さ。小学校の職員室を垣間見ているような卑近な雰囲気が楽しい。
もう何度読んだかわからない「動物のお医者さん」。子どもが絵本を読むように、わー、知ってる知ってるこれ読んだことあるー、とか思いながらいつの間にかじっくり読んでしまう。動物が主人公ではないけど、不条理な中に投げ出されてる感が本編とずれたところで妙に存在感があって、菱沼女史くらい好き。
ふらっと現れたのらちゃんのお話。人で言ったら西部劇みたいな、その環境のなかでほのぼのと展開される猫ワールド。ラスボスの表情がいい。猫らしい。猫のお話として読めるのが楽しい。
この絵柄にディケンズのクリスマス・キャロルは良く合うなぁと思いました。例えば、ドンドン縮小コピーを重ねていって、空白と書き込まれたところの境に心地良さを感じさせてくれるギャップ。この作品、作者さんを偶然知ったのですが、どの作品も好きです。
試し読みだけですが、ネコを飼っている身として腑に落ちるテンポ。調子が悪くて寝ていると、1日中でも側で丸くなって離れない、熱がある時には冷たい肉球でおでこをペタペタする、というのはウチの猫ですが、側でじーっと観察しながら離れない感が猫にして猫ありという感じでぴったり。猫って心配性で知恵者なんでしょうね。
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紅茶王子