5.0
至極のフェミニズム作品
多分昭和の、今よりもさらに封建的で人権など度外視の日本社会で冤罪をかぶりシ刑になったシ村さんを通してみる現代。でも実質、ほとんど何も変わってないよね…という皮肉も込められてるように思いました。
そして何より、子供たちが犠牲になることへの強い怒りのメッセージに、何度も涙が出ました。
子供を守った結果、刑を受けた人たちも描かれていて、社会の矛盾を考えさせられます。
いじめ、虐待、パパ活、性的搾取…ところどころ息抜きを入れながら、日本の家父長制を痛烈に批判しています。
また、身近にいそうな人たちの、一人ひとりのストーリーを丁寧に描くことで、人権意識またよく感じます。
「大人が守ってあげられず、ごめんなさい」。。
パパ活やワンオペ育児、10代の水着少女の大量消費が当たり前の日本で、こういう気持ちを持てる男性は一体どのくらいいるのでしょうか?
毎回更新を心待ちにしています
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死役所