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  1. 評価:3.000 3.0

    一気に読めましたが…

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    特殊清掃員という職業が気になって読み始めました。
    ポイントが溜まっていたのも手伝って笑(貯めていたのではなく溜まってしまっていました)、最後までほぼ一気に読んでしまいました。

    初めの頃は、主人公の幼少期の家族の不幸から現在の職業に就くまでの軌跡や、同僚達の常人には理解し難い現場での行為が、過去のどのような経験に基づくものであるのか等が描かれ、自分の立場に置き換えることは難しかったですが、それぞれが抱える心の濁りのような、あざのようなものを残酷ながらも表現していて、読みごたえがあったように思います。

    他の方のレビューにもありましたが、犯人がわかってからの展開は少し拍子抜けしてしまうところがあり、しかもその犯行を見守りたいのか、手助けしたいのかよくわからない、存在自体があやふやな主犯とも言える影の存在としての三つ子(四つ子?)の下りは、少し現実離れしてしまった感があります。またカウンセラーの家から帰宅する相談者達(事件の被害者)の最期の日を犯人が特定できたこと、カウンセラーと犯人との繋がり、カウンセラーと犯人との共謀等も少し強引な印象です。

    犯人が自らの過去を、犯罪を犯し続けなければ振り返ることができなかったのか、ただのサイコパスだと片付けていいのか、難しいです。

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