4.0
親友だと思っていた相手は初めから敵だった。
治癒能力を持つ少女たちは聖女候補と呼ばれ、神殿にいた。
主人公は異能の聖女候補。
治癒するためにはまず自身へ傷を転嫁させなければならないため、欠陥聖女と周囲から嘲られていた。
ある時、瀕死に陥った片思いの英雄を命をかけて治癒した主人公。
治癒能力が追いつかず昏倒している間に、親友だと思っていた相手は本性を現し牙を剥いた。
英雄を治癒したのは自分だと言い、何も知らない英雄を騙し婚約。挙句、主人公の怪我は夜遊びの末の事で、自分も虐められていた…と噂を流す。
周囲が全て敵になった主人公は、真実を知り、ついに壊れる。
そして誓った。
隠し通していたもう一つの力を使い、復讐することを…
なんだか可哀想な話です。
- 7