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北川警視総監の語る結子先生との関係は想像を越える話だった。
利用されていたとばかり思っていた結子先生は自ら望んで北川警視総監の情報屋となり、しかも警察内部の虚力者として警察官にまで志願してたなんて。
受け止めきれない気持ちとは裏腹に身辺警護としての任務中、事情を知らない段野達哉は復讐を遂げようと迫り来る。
さぁ、まもるのは
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北川警視総監の語る結子先生との関係は想像を越える話だった。
利用されていたとばかり思っていた結子先生は自ら望んで北川警視総監の情報屋となり、しかも警察内部の虚力者として警察官にまで志願してたなんて。
受け止めきれない気持ちとは裏腹に身辺警護としての任務中、事情を知らない段野達哉は復讐を遂げようと迫り来る。
さぁ、まもるのは
人間誰しも表面上や今の性格を形成する下地がある。
一見、にこやかで立場のある人も辛い過去を背負っての故かも知れない。
結子先生も孤児達に優しかったのは自分を重ねていた為。
北川警視総監に復讐する為だけに生きてきたイクオにその話はどう響くのか?
たっちゃんが無事にというか復讐の為に組を抜けた。
姐さんのお陰で。
組員達も帰りを待つという。
そして北川警視総監の警護をすることになった龍崎は、衆人環視の中では身動きも叶わず、復讐相手を目の前にしてもなにをすることも出来ない。
この均衡を打ち破るものは?
段野竜哉カッコいいけど、復讐したあとはどう生きてく?
というか、復讐の為に生きてきた。
そんな男を斬れるのか。
姐さんは惚れた男を。
うーん、極妻とはいえそこは惚れた男の為に行かしてやるのかな。
遊郭は昔は国から認められていたんですね。
それでも女性の地位向上の為に立ち上がる人もいて良かった。
利市が刃物を持って現れたので、若様はてっきり襲われるのかと思ったら、寸での所で事なきを得る。
乞食に身を隠し機会を窺っていたにもかかわらず。
このまま穏便に進んでいくのかとても気になります。
栄太はやっぱりチヌちゃんの事をいつも想っていたんだ。
良かった。
若様は手段を選ばず、姑息な手を使って昔の妻に生き写しの女を手に入れようとする。
姿形だけがそっくりでも本質を見誤りとお互いに不幸なのに。
報われない恋や身分違いでも相手を思う気持ちは切ないです。
この世で添い遂げられなくてもずっと思いを寄せる気持ちは健気で高貴だと思います。
チヌちゃんの寂しい気持ち、栄太の思いが伝わるといいなぁ。
仕事は違うけど、やれる事をしっかりやる、領地を広げるって共感できる~。
北川警視総監のにこやかな笑顔の裏には狡猾な、しかも用意周到な餌が仕込んであったなんて。
イクオに自分を警護させて、段野竜也をおびき寄せる。
そして両方を封じ込める作戦か。
果たして復讐は成功するのか、したとしても2人は生きていけるのか。
スゴく気になります。
ウロボロス―警察ヲ裁クハ我ニアリ―
196話
第44話 欺(2)