3.0
バレてからは解説?
さやかの罠とバレてからが長い。
和真がどのように騙されてさやかの策略に嵌っていくかを描いているが、その描写が長々と続くので読者は『あの時はこうだったのか』と記憶を照らし合わせながら読むことになり、和真の優柔不断さ&さやかの態度に延々とイライラしてはウンザリ。
普通に起承転結に描いた方がスーッと読めたと思う。
主人公に想いを寄せるバイト仲間の彼の生い立ちは、この物語に必要だったのだろうか?
専務の娘と不倫していた同僚は?
DVの旦那と友人はどう和解したのか?
さやかと家族の関係は?
他にも色々と問題を匂わせた伏線も、サラっと流しているのでモヤモヤ...。
結果的には子供も産まれてハッピーエンドでしたが、さやかの嘘が皆んなにバレた瞬間までがこの物語のピークで後は蛇足に感じました。
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にぶんのいち夫婦