5.0
ときめきました
この作家さんの美しい男性を堪能しました。ヒロインのサラは、控えめながら芯のある女性らしい人です。ストーリーは、ありがちながらも、鉄板のシンデレラストーリー。登場人物達の背景と行動の違和感が全くない。あたり前ながらこういう設定が確かなことの大事さを感じました。もちろん登場人物の美しさ、絵の美しさの説得力も秀逸。
以下、あらすじ
突然の事故で父と義母を失ったサラは、金銭的に窮乏する。華やかな女優志望の義妹の提案で、喘持ちの幼い半分血の繋がった弟を連れ、気兼ねを感じながらも、絶縁状態だった祖母アリスを頼ることにした。お金持ちの祖母は、喜んでサラを迎えるが、サラのいとこと婚姻関係だったルークは、その結婚で人間不信女性不信になっていたため、最初の出会いで強く惹かれながらも、義妹の嘘を信じ、金目当てのずる賢い女と決めつけ、サラに辛く当たる。サラの家庭的な献身的な姿に激しく揺れながら惹かれていく自分に苛立つ。しかしアリスの2人が結ばれるというロマンス(願い)と心臓手術成功のため、結婚することになる。そうしていく中、サラの本当の姿を知り、自分を許すことができず、アリスの退院後離婚しようとサラに告げる。サラはルークを愛しながらも、受け入れる。その後妊娠が分かるが、子どもとアリスと弟を守って暮らすことを決める。しかしルークは、別れを後悔し、戻ってきて改めてもう一度求婚。サラも自分の気持ちを伝えてハッピーーエンド。
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暴君の甘い罰