4.0
この時代から今は?
ちょっと前の不妊治療のありかた、のお話です。
作者は男性で、女性の扱いをもっと丁寧にしてくれないものかな、と思うところが何ヶ所かありました。
ただ、妻の気持ちに寄り添い、共に泣き、励まし合う姿には心打たれました。
不妊治療は女性にかなりの負担かかるな、、、と、医療の発達よりも社会的に不妊を支える力が日本にないことが垣間見えました。
辛い思いも沢山されただろうに、笑顔で2人で生きていく2人がすてきでした。
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ちょっと前の不妊治療のありかた、のお話です。
作者は男性で、女性の扱いをもっと丁寧にしてくれないものかな、と思うところが何ヶ所かありました。
ただ、妻の気持ちに寄り添い、共に泣き、励まし合う姿には心打たれました。
不妊治療は女性にかなりの負担かかるな、、、と、医療の発達よりも社会的に不妊を支える力が日本にないことが垣間見えました。
辛い思いも沢山されただろうに、笑顔で2人で生きていく2人がすてきでした。
普段生きなくいなぁ、と思う自分がちっぽけに感じるくらい壮絶な自伝漫画でした。
ええ!?とおどろくエピソードだらけです。
それを、作者さんのサッパリとした感性で、事実をサクッと描かれています。
辛かったことも、悲劇のヒロインのようには語らず、ほんとにサクッとあっさりと。
その分心にぐっと響きました。
頭の固い妻への理解のない夫を、じっくり計画を立ててやっつけるスカッと話かと思いきや、そうではありませんでした。
現実にはなかなかすぐ離婚までいく、というのが難しいのはわかりますが、あんな夫嫌だ、、、!!
男女平等をうたいながらこういった作品(フィクション、ノンフィクションともに)が沢山あるのは、そらだけ女性が圧力を受けているからなんだなと思います。
扶養から外れるための色々な準備や手続きを、詳しく書かれているのはいいなと思いました。
共感できる面とできない面がありました。
私ならこんな夫は絶対に嫌だ。
日々こんな思いをしつつ暮らしている妻は多いだろうなと思います。
ただ私ならこんな夫は絶対に嫌だ(大事なことなので2回言う)。
子供のためを思ってなにを犠牲にするか、経済面のことを考えてなにを犠牲にするか。
そもそもなにかを犠牲にしなければ結婚生活は続かないのか。
読後感はもやもやでした。
この作者さんの、他の作品をチラッと見たことがあり気になって購入しました。買って正解です。
他の方のレビューに作者は変だとありましたが、そうでなければこの作品は描けません。
暴力や自分を棚に上げた考えではなく、それをどうやって乗り越えていったかという事が重要で、この作品のキモです。
重たいテーマを赤裸々に綴られてますが、絵柄がキャラクター風にデフォルメされていて読みやすいです。
傷ついている方、認められていないと思い込んでしまっている方、作品さんと同じような悩みを抱えている方におすすめ。
ただ、1話100ポイントは高いのでは…と思い星5にしたいところを星4にしました。
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不妊治療、やめました。~ふたり暮らしを決めた日~