4.0
二人のことは二人で
10年も同棲を続けてきた里と光。マンネリにもなるでしょう。レスの関係が続き、勇気を出して誘った里。でも光はあれこれと言い訳をしては逃げ続ける。でも別れたくない。里が必要なんだ。なんと卑怯な、と思いました。彼女の逃げ道を断ち、都合よく手元に置いておきたい。大きな檻の中に入れられて身動き取れなくしようとする様は、見ていて不愉快極まりない。里が光の下から逃げ出し、俊のところで小さな幸せを噛みしめ、ようやく満たされるところがグッときました。この先はまだ読めていないのですが、人の気持ちは動くものだ、というのには共感できました。世界でたった一人の人と出会えたら、それは幸せですよね。これはレビューになっているのか…すみません。
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閏うこの月