4.0
「どうせもう・・・」よりこっちかな
ヒロイン歩ちゃんが、とにかく人付き合いが苦手すぎて、不器用過ぎて、素直になれない、可愛げがない、無愛想・・・とにかくはじめの頃はその不器用さにイライラしました。
それが、物語が進むにつれてどんどん可愛くなっていくのが嬉しかったです。
全ては俊輔の忍耐力と包容力のおかげですね。
同じ作者さんの、同じく世渡り下手なヒロインの「どうせもう・・・」よりはこちらの方が個人的には好きです。
あちらは相手が普通の人でない分ややこしく、こちらは良心的で包容力あるから安心して読めます。
あとは好みの問題だと思いますが、この作者さんの絵は正直あまり好きではありません。人物のラフなタッチの輪郭や瞳が、かなり昔の少女マンガによくあるタイプなのですが、どアップになるとどこのパーツのどの角度だ?となることがたまにありました。
背景その他は普通なので、ヘタとかそういう問題では無く、単にこの作者さんの個性なので、読んでいてストレスを感じるものではありません。
話的には、そろそろ丸く収まって終わるかな?と思っていたら、新たに面倒臭そうな後輩が出てきたので、うーん、あまりダラダラ引っ張って欲しくないな、と思っているところです。
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