4.0
この作家の作品にどハマりした3作目
以前に「piece」にどハマりして
心理学の限界とか
書籍やネットの情報に
振り回される人間の愚かさとか
見せつけられ
胸を抉られ
なんていう作品だ、と
驚いた話だけど
この人の話には本当に惹かれる。
ブラッド&バターで
再度ハマって
これが3作目。
それぞれの愛が濃い。
10代のこらは私はこんなに
だれかを好きになったことがなくて
こんなにエゴを出したことも
自分の心に振り回されたことも
なかったから、共感は少ないけど
ヒロインの世代と
親の世代とどちらの視点からも
見ることができる年齢ゆえの
楽しさもあるかも。
亡くなったヒロインの母の気持ちも
わからなくはなくて。
この話を読んで、先に逝かなくて
よかったと思う。
残されたものの苦しみを
闇の深さを描いてくれた
ありがとうと思える。
多角的に楽しめる作品です。
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砂時計