5.0
この最後で良かったと思います。
そもそも真山くんが純を好きになったのは、はじめて自分に「また明日」と言ってくれたから。ほんのささいなきっかけ。多分、同じことを同期の子がしていたら、その子に惚れていたんじゃないかと思います。結局そんなもので、ただ自分にタイミングよく良い感じで接してくれた人に恋しているだけなんですよね。
一方、純のドロドロした女の部分、面倒くさい泣き虫の部分も含めて受け入れてくれる武頼は、純のすべてを理解して愛していたと思います。レスのときは現実逃避で酷い態度をとることもあったけど、真山くんに心が揺れていた純だって酷いしお互い様。お互い良い悪いとこあるのをすべて許容したうえで一緒にいられるのが夫婦なんだと思う。
ただ、純は30代なのに今後一生しないという覚悟までするのはキツイなと思いました。レスの解消に向けて体に触れ合う機会を増やし、お互い努力する姿まで書いてたら、レスで悩んでいる読者にとっても納得がいくラストだったのでは、と思います。
とにもかくにも読めてよかったです。ケイク先生お疲れさまでした!
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それでも愛を誓いますか?
126話
最終話(4)