4.0
ヒロインの善性の描写が良い
クエストでひとまず6話まで。
縁談を口実に家を追い出されたヒロインは縁談先で破談を知らされ、路頭に迷いそうなところ建設中の役場の使用人として働くことになる。役場の総督はヒロインの顔を知らない破談相手で、ヒロインは身柄を伏せながら働き、次第に総督の信頼得るようになって行く──
人物の顔の描写のもったりした感じが好みではなく、冒頭2コマ目で躓きかけたのですが、読んでいる内にあまり気にならなくなりました。
元々暮らしていた家で虐げられ女中のように働かされていたという設定ですが、虐待の描写は6話時点ではあくまで背景の説明程度に抑えられていて、昨今よく見かける「悪役をドギツク描く」という感じではないのが良かったです。(エグい悪役も好きですが)
悪役との対比ではなく、あくまでヒロインの個性として素朴な善性が描かれているせいか、いわゆる「良い子ちゃん」でも押しつけがましさがなく、素直に応援したくなる感じです。
総督もただ頑なな人ではなくて、育ちの良さというか性根の優しさが見え隠れしている…のは良いんですが、仕事に関してはとにかくポンコツですね!上司としての魅力ゼロ!自分で言った事も忘れた上でしれっと部下に圧迫対応しとったんかい!しかも何回も!と半笑いで突っ込んでしまいました。
全体的に落ち着いた印象の作品で、事件よりも登場人物の心情描写に引かれました。
この先、大きな事件や悪役の覚醒等あるのかもしれませんが、今の雰囲気が変わらないと良いなあと思いつつ続きが楽しみです。
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たまゆらの花嫁~大正浪漫、冷徹な総督様が私を離さない~