5.0
勇気もらえる一冊です
自分に自信を持てない三流塾講師が不良だった高校生と出会い、生きる活路を見出して行くストーリー。東大合格確実とまで言われたのにまさかの不合格で親に失望され、アラサーになるまで親とも自分とも向き合えずに来た主人公。「親に期待されなくなってからがつらかった」という言葉が刺さりました。そんな彼女がピンク頭の高校生に出会い、己を戒めるべく共に受験に挑む姿は読んでいて勇気をもらった気分になれます。
30歳過ぎてやってきたモテ期に戸惑いながらも、ピンクを消せないでいる主人公。現実的ではないけれど、ユリユリの17歳という年齢を超越したものの言い方ときたら、アラサーでも戸惑うのは無理ないでしょーと同情したくなるくらいのカッコ良さです。ユリユリが18歳になったらどうなるのかな?やっぱり結ばれて欲しいな、と期待を込めてこの先も読み続けます。
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初めて恋をした日に読む話