4.0
何かが刺さる
このヒトの描く女性は皆、なんていうかヒリヒリするというか動物的、本能的に生きていて、読んでいていたたまれなくなったりもするのですが、何故かまた読んじゃうんだよなあ。
そして、読後に得たいの知れないエネルギーが湧いてきたりします。
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このヒトの描く女性は皆、なんていうかヒリヒリするというか動物的、本能的に生きていて、読んでいていたたまれなくなったりもするのですが、何故かまた読んじゃうんだよなあ。
そして、読後に得たいの知れないエネルギーが湧いてきたりします。
不思議な世界観ですねえ。
日常生活のディテールがイヤというほど詳細に設定されていて、それが自然な感じで説き明かされていくので、すんなりとその中に入ってゆける感じがしました。
まだそのプロローグといった感じですが、これは先が読みたいなあ
この画風、上手なのかそうでないのか私には判断出来ないのですが、なんというか、すべてのコマから死が匂ってくるような、動きのないマネキン人形たちを見ているような不思議な感覚です。
表紙の赤、黒、白の色使いも強烈
ああー知ってる知ってるというメニューばかりですので、その組み合わせなどにいかにもオイシソウだというのが容易に伝わってきます。
私は地方住まいでクルマ社会のため、仕事帰りに駅の近くでちょいと一杯 というシチュエーションがいかにも楽しそうで憧れます。
独り呑みだというのがまたイイ
そしてそのもどかしさこそがキモのように思います。
なんというか、普通なら妥協とか流れに任せるだろうという場面で、どちらも我を曲げないというか、相手を尊重すると同時に自分も尊重しているんですよね。
そういう意味ではこれはオトナの恋愛でもあります。
父と子二組の話ですが、周りの人々のほとんどが偏見と拒絶から入っています。
もろに冤罪のチカンに仕立てたりして、悪意そのものです。
そのような中で生きていかねばならない親子たちが、つたない料理で絆を作り上げていきます。
人生やり直しても意味がないんだろうなあ ということです。
死をもって過去に戻るというようなのは手前勝手なのでしょうね。
また、自分だけが我慢すればいい というのがいかに浅はかな考えか、思い知らされたような気がします。
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カメレオン・アーミー