4.0
生活保護とコロナ禍
生活保護を受けていた母親を亡くした主人公。進学を諦めて自活しようとするが、未成年であるがゆえに、就職も家を借りるのもままならない。親切な人たちとの出会いによって、パン屋でアルバイトすることになるけれど、最低賃金で生活はカツカツ、若者らしい楽しみもない。
さらに、コロナ禍に見舞われ、社会全体が貧しくなっていくさまが描かれる。
社会制度の矛盾と穴について問題提起されていて、決して他人事とは思えない。読みごたえのある作品。
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ブレッチェン~相対的貧困の中で~(分冊版)