3.0
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気になる母の設定…
ヒット作としての王道パターンはうまく踏んでいて、逆境に負けず努力家で成績トップの美少女主人公(クール系)、に恋する王子系男子(色素薄い系)と、本命の不良っぽいけど本当は優しい黒髪男子(ワイルド系?)の三角関係(主人公がモテる設定)は定番。そこはありきたりでも、、絵がきれいだし、キャラは魅力的だし、話の続きが気になるのも確かです。
けど、違和感があるのは、アルコール依存症の母親がときどき数千円だけを置いていく生活で、主人公がろくに料理もできないのに何を食べて大きくなったのかとか、衣服や住居はどうしているのかとか、賢いはずのに家の収入源のことを知ろうともしていなかった(クラスの子に母の噂を聞かされて初めて、ホテル街を偵察し、親の仕事を知る)とか、そういうところです。
お金がない母子家庭なりに養われてきたことは確かだし、バイトをしているわけでもなく、栄養失調で発育不良なわけでもなく、ときどき母に暴力をふるわれる心の傷は大きいにしても「私は大事にされず、ずっと一人で生きてきた」というのは頭のいい子の発想じゃないような気も…まあ、若くて自分のことしか見えてないという設定なのかもしれませんが。
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今は、黎明なだけ