3.0
自分らしさについての話
“顔に泥を塗る”とは面目を失わせる、恥をかかせるという意味を持つ言葉。それと同時にこの漫画ではメイクを泥に例えて“顔に泥を塗る”と言っています。
これだけでもう「そのメイクは誰の為のものか?」と問われている作品だと感じました。
しかしこの漫画において恋やメイクはきっと重要ではなく、本質は自分を大事にすること、自分の好きと思う心を大事にすることにあるのではないでしょうか。
作中に出てくるモラハラ男は、人目を気にしてしまう全ての人たちが恐れている“世間の目”の象徴とすら感じます。
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顔に泥を塗る