4.0
本当の闇の中に光は差し込まない
カイジなんかをもっと生々しく現代寄りにした作品なのかなーと思いました。
現実でも言えることですが、困った時に手を差し伸べてくれる人間が善人とは限らないということ。
他人の苦しみをお金に変える人達が存在するということを忘れてはいけませんね。
絵柄や内容で賛否両論あるかと思いますが、
自分はけっこう好きです。
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カイジなんかをもっと生々しく現代寄りにした作品なのかなーと思いました。
現実でも言えることですが、困った時に手を差し伸べてくれる人間が善人とは限らないということ。
他人の苦しみをお金に変える人達が存在するということを忘れてはいけませんね。
絵柄や内容で賛否両論あるかと思いますが、
自分はけっこう好きです。
夢を追うことの辛さやもどかしさや葛藤をしっかりと描き出していて素晴らしい漫画だ。
夢を追いかけていても現実は容赦なく眼前に突っ立っている。
この作品を読みつつ、自分にも追いかけていた夢があったことを思い出した。
家庭を持ったことで道半ばで諦めたが、今になるとあの時の判断は間違ってなかったと思う。
夢はある種の呪いだ。
人それぞれ考え方はちがうかもしれないが、その呪いから解かれるには成功するか、あるいは諦めるしかないのかもしれない。
この作者さんの今までの作品とは絵柄がかなり違う。
諸星大二郎や伊藤潤二なんかに似ているような…。
しかし怖い。ホントに怖い。
そんじょそこらのホラー漫画なぞまるで相手にならないくらい怖い。
なんと言っても秀逸なのは影の描き方。
まるで心の闇まで一緒に描いているようだ。
笑顔が怖すぎる。
読んでいるうちに心の底に少しずつ澱のようなものが溜まっていくような気がする。胸が苦しい。
だが読むのが止められない。
なぜならもう主人公の少年に感情移入してしまっているから。
軽い気持ちで読んだが最後…もう逃げられない。
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東京闇虫