頌子さん、病気がちで、外にもあまり出られなくて、
他の人に比べたら、できた体験は少なかったかもしれないのに、ご両親の愛情の中で育ったこと亡くした友達のこと、のめり込んだ文学のこと、栄さんと結婚したこと、二人の時間を大切に関係を紡いで行ったこと、子どもを産むことができたこと、いちかさん達との時間…あるものを大切に慈しんで、頌子さんらしく味わい尽くした短くも濃い人生。どのような体験をするかでなく、それをどう捉えて、どう感じて、心の糧にするのか、少ない体験、短い時間でも、人生はいかようにも豊かになることを、あらためて気づかせてくれました。私もこのようにいつもの暮らしを心豊かに味わいたいと思いました。ありがとうございます。
-
25


ながたんと青と-いちかの料理帖-
143話
第七十一話(2)