黄粉餡さんの投稿一覧

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1 - 3件目/全3件
  1. 評価:5.000 5.0

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    主人公はのほほん

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    異世界物ですが、主人公は等身大のまま、力だけ異様に(限度無し!?)あるという設定。落ちてきた森の生き物と出会っては浄化し、出会っては浄化するもののお互い言葉が通じない。主人公は自身で創り出したミニゴーレムとさえ意思の疎通が出来ない、という珍しいパターン。
    でも、何となくゆる~く共同生活を営めるのは、主人公が心地良い生活を大切にしている、のほほんとしたリアリストだから。
    森の外では、人以外の生き物を認めない王国が存在し、森を蝕み汚染し支配しようとするのだが、意図せず主人公がそれを阻止し、森の生き物達を解放していっている。そろそろ、王国が直接森に魔の手を伸ばしてくる予感が。
    よくある異世界物と随分カラーが異なる進み方なので、目が離せません。

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  2. 評価:5.000 5.0

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    彼女の幸せは何だろう

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    「戦争で勝った人がしあわせになってはいけない」という言葉を残して、戦争の英雄としての爵位や高位な人々との交際を全て打ち捨てて、帰郷する女騎士の物語です。両親亡き後、遺された弟の養育費を稼ぐ為に、王都に出た主人公。雇い主である公爵から努力を認められ、働きに相応しい待遇だけでなく、理解をも与えられます。また、主人公の周囲には才能も実力もある男性の輪があって、故郷での隠遁生活を選択した彼女を追って来ます。派手な戦闘シーンなどなく、現実的な事件が起きては、しっかり解決されていくので、ストレスなく読み進められます。美しい絵は線が繊細で、色彩も程良く抑えられとても心地良い世界観です。
    ただ、主人公の内面が語られないから、彼女の望みや願い、幸せははっきりとしません。彼女の望み幸せは何だろう、本屋での勤務を選んだ事から、王都での生活と真反対の、穏やかな環境で穏やかな人との交流と共に暮らすこと。なのかな?と思いを馳せながら最後まで見届けたいと思っています。

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  3. 評価:5.000 5.0

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    119話に胸が震えました

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    男装で生きて行く事を選んだ少女が、男尊女卑の異世界で前世での服飾の知識技術をもとに、成長し人々と協力しあい社会を変えて行くという、恋愛だけに収まらない物語です。とにかく絵が美しく、絵だけでも世界観が確立されています。登場人物の顔や表情、衣装の違いで身分や生活も判じられるくらい描き分けがしっかりしていますから、違和感を全く感じずに物語世
    界に入っていけます。何より、女王の考え、心意気が素晴らしい。理想の上司像です。

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