2.0
細かい所が気になる
※無料分読了後時点での感想
魔力を貯蔵し仲間に貸し借りすることができる主人公が、仲間達が魔力を回復する装備品を入手したことで要らない子判定され追放される。その後スキルが覚醒し、元パーティメンバーから魔力を取り立てていき…という内容。
良い所:魔力を貯蔵するスキル持ちの主人公が魔術師の杖の様に貯金箱を掲げて能力を行使する、という点。面白いと思った。
気になる所:魔力を貸与したものには返済させる義務が生じるといったような文があったが借金の場合はそのような義務は生じない。自己破産とかできる訳だし。このスキルに限りそのような義務が生じるのであれば、どういうデメリットが生じるから返済させないといけない、とはっきり書いて欲しかった。(恐らく成長し辛くなることだろうけど)
危険の伴う冒険者稼業で武器も持たずにサンダル履いて戦う奴いる…?ヒーラーやバッファー等後衛寄りの職とは言え弱そうだからと狙われたり、魔物の群れに四方から囲まれたりしたら戦わなきゃいけないケースだって出てくる筈。元パーティメンバーの回復役は強化魔法で一応ダメージソース足り得るし、杖で殴ればバフを焚いた状態ならカスダメ程度は出せそう。なのに対し主人公は貯金箱のみ。仮に分断されたらどうするつもりなんだろうか?仮に小型ナイフを持っていたとすれば貯金箱を掲げる手も塞がらず魔力貸与以外でも最低限の貢献は出来たのでは。
主人公が後ろで味方の攻撃の余波ですっころんでボケっとしてたり、ダンジョン内でボスを倒したからって呑気に拍手してたり、読み進めてもなんか絶妙に好感度が上がらない。
総じて細かい短所が塵も積もれば山となって、つまらなさを形成していると感じた。
-
0
貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収~用済みとパーティー追放された俺は、可愛いサポート妖精と一緒に取り立てた魔力を運用して最強を目指す。~(単話版)