5.0
涙なしでは読めません
45話のうち40話も無料だったのでそれで読み始めました。読み始めた理由はそれだけなのに、めちゃくちゃ引き込まれました…
まずヒロイン、エリカは最初は幸せなんですよね。でもある時"鎧の男"たちによってその幸せは壊されてしまう。
その"鎧の男"をどんな手を使っても○す、そう決意したエリカ。でも、アンフェール宮の他のメイドにいじめられてしまいます。
アンフェール宮で辛い日々を過ごしていたエリカは、唯一の心の拠り所ができます。それがラウールです。
エリカはラウールに惹かれていきます。ですがそのラウールこそエリカの幸せを壊した"鎧の男"でした。
ラウールは囚われている自分の母親を救うため、クソ皇帝、ジョセフの言いなりになっています。
ジョセフは、いろいろな国の指輪を集めて、世界中を支配しようとしています。
そしてラウールは、ジョセフにフロレンシオールの指輪を取ってこいと命じられます。
そしてフロレンシオールを襲撃。でもフロレンシオールの姫が指輪を持って逃げてしまった。
指輪をフロレンシオールの姫に持っていかれてしまったため、
ジョセフの言いなりになっているラウールはフロレンシオールの姫を○し、指輪を手に入れなければ…そう思いました。
実はラウールはジョセフに、指輪を全て集めることができたら囚われている自分の母親を解放してほしいと頼んでいました。
自分が産まれてしまったために母親を不幸にさせてしまった。そう思っているラウールは、
どんな手を使ってでも母親を助けて、せめてもの罪滅ぼしをしたいと考えています。でもそのためにたくさんの人の幸せを壊した。
ラウールはいろんな意味で、自分がいなければどんなに良かっただろう。そう思っていたはずです。
そしてラウールにも、心の拠り所ができます。それがエリカです。
ラウールも、エリカに惹かれていきます。ですがそのエリカこそ、フロレンシオールの姫、つまりラウールが○さなければならない人。
とまあこんな感じで、上の文を読むだけでも切ない…というかなんというか…複雑ですよね。
惹かれ合っている2人、でもお互いに○さなければならない相手。
そんな2人の物語。
ずいぶんと長くなってしまいましたが、とにかく読んでみてほしいです!!すごく引き込まれます!
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